今日は映画の日 // 82年生まれ キム•ジヨン | はるか彼方へ

はるか彼方へ

What will be will be

今月観てみたい映画ある?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう


「ミセス•ハリス、パリへ行く」は間に合えば観る
「ブラックパンサー ワカンダフォーエバー」は前作の亡きチャドウィックさんがとても良かったのでハイ次!と切り替えられず悩み中
「アバター: ウェイ•オブ•ウォーター」「ブラックアダム」は絶対みる







映画 映画 映画 映画

82年生まれ、キム•ジヨン



あらすじ

結婚を機に仕事を辞め、妻として、母として懸命に生きるジヨン。 時にふさぎ込み、夫デヒョンに心配されても受け流していた。 そんな彼女がある日突然、他人が乗り移ったような行動を取り始める。 妻の身を案じたデヒョンは、彼女の心が壊れてしまった理由を探る。


予めストーリーは知ってたけど、それでも非常に身につまされて気持ちが沈みそうになる内容でした


82年生まれのジヨンは、うちの息子たちより少し年上世代になりますね

韓国では(日本でも)今だに超男性優位社会でして、賃金格差や男尊女卑や家長制度みたいなのが残っています

ヨジンはその中で懸命に頑張るのだけど、ついに壊れてしまうの


私自身は幸いに義実家や会社で嫌な思いをせずにきたけど、それでも結婚した途端に〇〇さんの奥さんと呼ばれ、子どもが生まれると〇〇ちゃんのママと呼ばれ、契約者や保護者の欄には夫の名前を書き…

故郷から遠く離れて暮らしているので私の名前、山田花子(仮名)で呼ばれる事はなく、まるで自分という存在がこの世から消えたような感覚を味わいました

うん、軽いアイデンティティクライシスですよ

これじゃいかん!と思い立ちママ会を始めまして、そこでは下の名前で呼び合う決まりとしました

それが持ち寄り会として今も続けてる事になったりします


キム•ジヨンは追い詰められて自分が消えてなくなる時、別人格の口を使って辛い気持ちを伝えます

可哀想で泣けたなぁ

ジヨンの父親も夫も姑も、決して悪人ではなくその時代では珍しくないことだから、仕方ないのよ

男には男の苦労もあるという意見もあるでしょうが、この映画は男より女の方が辛いとかそんな事じゃなくて、ジヨンの自己喪失と回復を見出すまでを泣きながら観る映画なのです