リアルな話し
免許返納するかどうかの瀬戸際でしょうね
博多のマンションに引っ越して、旅行三昧してるといいなー
雨の日は会えない、
晴れた日は君を想う
あらすじ
ディヴィスは支援学級教師の美しいジュリアと結婚し、義父の経営する投資銀行で順調に出世し、何不自由のない生活をしていた。ある日、交通事故で妻が他界するが涙を流せず、感覚を失っていることに気付く。彼は義父の言葉をきっかけに、破壊行為にとりつかれてゆく。
この映画とても良かったわ
最初はよくある主人公自身が段々と壊れてゆくパターンかと思っていたら、全然そうではなくて、破壊から気づきと希望が生まれるってお話しでした
まず夫目線で鑑賞した後、次は妻目線で鑑賞し直す、その後ついでに恋人や義父母の目線でまた鑑賞すると、些細な描写の意味を再発見できたりして際限なく想いを巡らせられるので、一粒で何回もおいしい!
〓ここから長い私の独り言(ネタバレ)〓
じわじわ沁みる場面がたくさん有りまして、事故直前の妻の言葉は2週間前から冷蔵庫が水漏れしてるので修理して欲しいです
夫は妻を亡くしたあとで冷蔵庫を開けて初めてそこに妻のメモ書きが貼ってあるのを知る
つまり2週間冷蔵庫を開けることも無い家庭(妻)を顧みない夫だったわけ
冷蔵庫の水漏れは妻の涙を表し、だから買い直すのではなく夫の手で直して欲しかったのね
妻のチェストから妊娠•堕胎の書類を見つけ義父母に詰め寄ると、胎児の父親はあなたじゃないから堕胎した、娘は浮気をしていたのよと義母から言われ立ち去るデイヴィス
これ、私の推測では妻は浮気していません
妊娠した胎児がダウン症だと分かり、日頃の夫の態度から夫の協力は望めないと悲観し堕胎したんだと思う
母親には(ダウン症の事は言わずに)浮気云々の説明をして堕胎同意書にサインしてもらったんだろうね
だからダウン症児達とデイヴィスと義父母が笑ってる最後のシーンに繋がるんだわ、きっと
原題はdemolition(破壊)なのに、こんな長ったらしい邦題になってるわけ
デイヴィスは墓参りの帰り、妻が車のサンバイザーに隠したメモ“If it’s rainy, You won’t see me, If it’s sunny, You’ll Think of me”
(雨の日は会えない、晴れた日は私を想って)
を見つけるの
つまり「雨の日にこのメモを見ることはないだろうけれど、晴れた日にサンバイザーを使ってこのメモを見つけたら私を思い出してね」という妻のメッセージで、それに答える形のタイトルです
味わい深い良い邦題ですね、長いけど
ジュリアはメモや手紙やプレゼントを夫が見つけてくれるのを待ったまま死んじゃったと思うと、哀し過ぎる
余談ですが小林麻央さんも生前、家中のいろんな場所に夫への愛してる等のメモや手紙を隠してサプライズしてたそうですね
そんな事も思い出して切なくなるお勧めの映画なのでした