リアルで本音で喋れる友達はいない
年を重ねるほど

どんどん価値観の乖離がおきる
でも

ひねもす“のらりくらり”と生きていける
 

いろんな意味で日本に生まれて良かった
と思う今日この頃

 

コメントくださっている皆様、有難うございます。返信できなくなったり遅れたりすることがあると思ますが御容赦くださいませ。他意はございません。

 

 

ベランダで水やりをしていると「オー、オー」のみごとなバリトンの声。久しぶりの声です。

冬の寒さ+花粉と闘っていて、窓を閉め切っていたせいで聞こえなかったのもあるのでしょう。
正確には
「ほう」と仰ってるそうです。
「仏法」の法とか「法雨」(ほうう)の法だそうです。
子ども達は
「オーのおっちゃん」と呼びます。
ヤンチャをすると「オーのおっちゃんがきやはるで」と叱られます。
あの響く声が怖いのでしょうか?
ちょっと真面目な(?)大人になると、呼び方が
「オーさん」に代わります。
お寺の修行僧さんの修行の一環としての「托鉢」の声です。

 

 

昔住んでいたお隣のオバアチャンから、お布施の正しい作法を教わったことがありました。
「オーさん」がきやはったら、50円でも100円でもいいから、前垂れ(袋状の入れ物の蓋にあたります)を出さはるし、その上に置くだけでええねん。合掌して「有難うございました」言うねんで。(一説には無言のまま一礼とも……)
布施というのは「させていただいている」「功徳を積ませていただいている」というものなのだそうです。
 

 

前垂れにはお寺さんの名前が書かれていてそれを上に持ち上げるとストンと袋に入る、良く出来ております。
「オーさん」も合掌一礼して去って行かれます。
階段を駆け下りても(傍目には歩いてる様に見えますが結構本気で駆け下りているのです)若い彼等には追いつける筈もないのですが、何度か試みました。4階からは無理です!
今は諦めて、街で偶然の出会いの折に喜捨させていただいております。