人格が先、コトバは後!
これが弁塾の考え方です。
雄弁であっても浅はかな人の言葉には重みがありません。
朴訥(ぼくとつ)ではあっても人格者が放つ言葉には重みがあります。
“だから人格を磨くのだ。”
と述べたのがアリストテレス。
私の頭の中は専門知識で渦巻いています。38年スピーチ研究一筋なのですから当然と言えば当然。
“オマエの知識は一流じゃが、人格はまだまだじゃ!”
スピーチの神様がこんなことを呟いているような気がします。私のプライベートは言葉に起因する争い事が多い。仕事、恋愛、友情、家族・・・。言葉を教える身でありながら、言葉による不和があまりにも多いのです。矛盾していますね。
「人格を磨けば、コトバは後からついてくる」。
こう信じて今日も頑張ろうと思います。