教養ある声をつくる? | ◆弁塾◆話し方で人生を変える!≪毎日更新塾長日記≫◆

◆弁塾◆話し方で人生を変える!≪毎日更新塾長日記≫◆

一級弁士養成塾塾長が
話し方で人生を変えるヒントを
余すことなく公開します!
(話し方/スピーチ/プレゼンテーション/恋愛/人間関係/社会問題/日本・アメリカ/塾長プライベート)

 

 

音読をすると前頭前野が活発に働きます。記憶や学習、感情をコントロールしている部分ですね。音読のような単純な作業をしているときの方が脳はより活性化することが分かっています。

①午前中に音読する。
②できるだけ早口で音読する。
③聞いてくれる相手がいる。

音読は即効性のある学習法ではありませんが、この3つの条件を満たすことで効果は倍増します。

 

“或日の事でございます。
御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、
独りでぶらぶら御歩きになってらっしゃいました。
池の中に咲いている蓮の花は、
みんな玉のようにまっ白で、
そのまん中になる金色の蕊(ずい)からは、
何ともいえない好い匂いが、
絶え間なくあたりへあふれております。
極楽は丁度朝なのでございましょう”。

 

『蜘蛛の糸』の冒頭部分ですね。
これを音読してみてわかること。

それは、
心地よいリズムを感じさせてくれる日本語
だということです。

英語とは違った、ズッシリと落ち着いた独特のリズムです。

こういう文章を音読してみる。
すらすら読めるまで繰り返す。
暗唱できるまで毎日繰り返す。
名文を音読することは教養ある声をつくり出す下地になると私は考えています。