会話が続かないというのは辛いもの。
“暑くなりましたね”。
“そうですね。海にでも行きたいですね”。
“・・・・・”。
黙ってしまってはその後が続きませんね。
“海・いいですねっ!
でもその前にお腹を引っ込めなきゃ”。
こんな一言で会話は楽しいものに変ります。大切なのはそういう工夫をしているかどうか、ただそれだけのことなのです。
“気の利いた一言が言えないから悩んでるのよ”。
こういう声が聞こえてきそうです。
会話を続けるには工夫が必要なのです。
“自分には特技もない、
話題もなければ
ユーモアのセンスもない。
だから会話が続かないんです”。
こういう人に限って自分を卑下する話には饒舌です。
実に面白い現象ですね。
会話が続かないのは性格や能力の問題ではありません。
相手を楽しませよう、
喜んでもらおう、
こういう創意工夫の気持ちが欠如していることが原因です。相手を敬う気持ち、感謝する気持ちがあれば、工夫をすることに無頓着ではいられないはず。これができない人は、会話自体がそもそも自己中なのです。