考えていること(idea)を言葉に変換する作業、これがエンコード(encode)です。
どんな言葉を選ぶか、
どう組み合わせるか、
どんな言い方をするか。
膨大な数の中から私たちは最適だと思う言葉を選択しています。
だから、言葉に二言はないはず。
それでも私たちは、
“そんなつもりはなかったんです。
つい口が滑っただけですから”。
こんな言葉もしばしば口にします。
どんなに巧みな”釈明“を試みてみても、言葉を選んだのはアナタ自身。口から出た言葉は偶然の産物ではありません。選んだ言葉はアナタ自身を投影(reflect)しています。日頃考えていること、感じていること、その一部を言葉が映し出しているのです。
丁寧な人生をおくっている人ほど言葉の選択も丁寧です。
“ああ、面倒だ。
ややこしい考えはウンザリ。
もっと気楽にやろうよ”。
こういう考えも悪くはありません。
それでも私が力説したいこと。
それは、言葉の選択が億劫にならない程度の我慢と教養が大切だということ。言葉の選択はアナタの人生をより豊かにしてくれる魔法の杖なのですから。