暗く長いトンネルの道路。
その中では「今時ソレですかー?」って感じのバリバリのヤンキー達が喧嘩したり、壁には血が飛び散ってたり、バイクが走ってたりしてる。
でも、それは映像であって実体ではない。
トンネルの中自体がリアルに体験できる映画館のようなものなのだと思った。
「ダサい、あまりにダサい!」と脱力しながら私はヤンキートンネルを進む。
やがてマンホールみたいな穴から、地上へ這い出ると、そこはオシャレなビルの中。「美形撮影所」みたいな名前がついてる(笑)
その名の通り美形の人がウロウロしてるので「この映画を撮ったやつは本気でセンスがない!」と告げると「ほんとにねー、ありえないよねー」と肩をすくめた。
ビルを出ると、そこは高い坂の上だった。
「ああ、ここかぁ。」と思った。
