最初は子供の習い事のついでに始めた空手。先生の「ダイエットできますよ」の甘い言葉に乗ってしまった。ダイエットできてるかといえば今はもうそんなことはどうでも良くなった。上の子は高校生だから空手は人生の教訓に活かす程度、小さい子供たちのお姉さん役でいいと思ってる。下の子は小学生、ちょうど真ん中の帯。急いで黒帯を取らなくても良いと思ってる。ドラクエの早解きじゃないんだから。基本をしっかりできる子、継続できる子に育ってほしい。誰かに勝つことも大切だけど、勝ってほしいのは自分であってほしい。みんな人生の進むスピードは違うから、それぞれに合った無理のない空手道を進みたいし進ませたい。無理があるとせっかくの空手が辛くなる悪循環に陥ると思う。

受験、卒業、入学でお別れもあるけれど、そこで空手と永遠の決別だと思ったら案外違うし。強くなりたいから今から始める高校生だとか、受験が終わって鮭のように戻って来た子だとか。今年はそういう子が多くて驚いた。高校受験が終わったら全員戻ってきた。

お別れの子は親戚の子供が遠くにいっちゃう感覚の寂しさがあるけど、一生のお別れではない。そう思いながら送り出す。

そんな道場でまたマイペースで空手のお稽古を続けて行こうと思う。

まだまだ覚えたいことがいっぱいある。

ダイエットは遅々として進まない。そっちは少し焦らなければいけない。