何年か前、百均でワイングラスを買ってきて風鈴を作った。それはグラスの真ん中に重りをつるす臍をA液と B液混ぜて使うエポキシ接着剤で貼り付けた。そして、この器をつるす紐を通す穴を高台のところにガラスドリルで穴を開けた。そこへ針金を通して軒下へ吊るした。それはガラスでできた風鈴のような済んだ音がした。ちょっと低音だったので、ひと夏楽しんだ。

 

 

それと、もう一つ。重い月、ルナティックなスリット風鈴を考えて作ってみた。これは思っていたのと違ってガラン、ガランとちょっと聞いたことのない奇妙な音だった。耳を澄ませて聞き惚れる音ではなかったので風受けの短冊が飛んでしまっても放置してあった。

 

この頃、全国各地で風鈴の紹介が放送されるのを見て、そういえば舌風鈴は見たことがない・・・それが、存在したら面白い?・・・・と、思った。

 

 何年か前、陶器で「手持ち鈴(ハンドベル?)」の器体の一部に切り込みを入れて舌を作ってみたことがあった。しかし、原材料が粘土の為か、構造的なものか、脆かった。仕込んだ重りが舌に当たって割れてしまって完成せずに終わっていた。これを参考に、今年は、是非、舌付風鈴を作ってみようと考え始めた・・・。舌は一枚で良いのか?幅の違った舌を複数しつらえるのか・・・・?