大きさの違うオカリナを、瀬戸貫入土で3個作った。ふと、思った。これを合体させて三個同時に鳴らせば和音が出せる?、音程を変えられる指孔を開ければ曲の演奏ができる?

 

 即、実行してみた。粘土が「柔らか」だったので変形は可能だったが、問題は、その時、歌口までが変形して鳴らなくなることだった。吹き口をできるだけ接近させるようにしたら気道に竹串が差し込めず、鳴る様に修正が効かず往生した。

 

 一番小さなオカリナは気道を長くして合体させたが、最終的な予想の形態とは違ってしまった。それは一番右のオカリナなのだが見てもらえばわかるが歌口が他の2個のものから離れている。

 

 

 次に指孔を開け乍ら調律しようとするとどうしても音を出すとき、他の2個のオカリナを跨いで、指を穴に押し当てなくてはならない。

 

 

 この吹き口の接近で三個、二個、同時に吹くことはできる。且つ、端っこのオカリナは単独で吹くこともできた、が、真中の吹き口だけ吹いて真ん中のオカリナだけ音を出すのは困難だった。どうしても隣の吹き口に息が漏れてしまうのだ。

 吹き口をこの状態にしたのは、それぞれの吹き口を離すと三個同時に吹けなかったからだ。真ん中のオカリナを単独で吹けないとは想像出来なかった。

 

想定外・・・嗚呼、想像したことと現実の乖離・・・、またまた実感した。どう工夫したら良いのだ・・・・。神様聞かせて下さい、天の声を・・・何てネ・・・。