スーパーで買った寿司のトレイを思い付きで額縁に見立ててみた。トレイの真ん中を切り抜いた。その穴に合わせて板を切った。そして、その板へ絵を描いて取り付けて飾ってみた。

 

 

しかし、その時は何と良いアイデアだと思ったが、時間が経つと額縁が貧弱で威厳が無いと思うようになった。重い月を全て廃棄するのは勿体無いと、透明のカバーだけを利用することにした。

 

 

「杉の床板の切れ端」に鉋を掛けて、この透明カバーに嵌る大きさに刻んだ。そして角を切り落として透明カバーを板に嵌めてみた。何となく悪くない。次に、その板の真ん中に描いた絵を置いて鉛筆で縁取った。その絵の大きさの内側1cmに、また、定規を使って鉛筆で枠を引いた。その鉛筆の線をジグソーで切り抜いた。絵板を嵌める所を2mm彫った。絵を嵌めた。

 

 

透明のプラスチックのカバーを嵌めた。

 

 

今度は、絵が貧弱だと思った。暫くこの絵を眺めて、もう少し見栄えするように絵に加筆しようとふと思った。

 

重い月、軽い考え、見栄えせず