製材が上手くいかず、斜めになって仕舞って同じ厚さではない板が出来た。何か使い道_?これで転ばない本立てが出来るのではないか、ふと、思った。鋸の切断面は、切り口の表面があれていた。これを滑らかにするためカンナが掛けたいと思った。板の厚い側を外にして2枚合せた。略、その上面は水平に成ったので合わせたまま自動カンナに突っ込んだ。厚さが極端に違うところは合わせ目が滑った。騙し、だまし、板の両面を調節しながら何とかカンナ掛けは成功。

 

 2枚の斜め板を接着した。傾いた面に直角にもう一方の面が成るようにして、合わさるところに木工ボンドを塗って、合わさった所に木ネジを捻じ込んで接合した。

 

 この本立ては、発明の本に出ていた本立てだが、その文章だけで自分の頭に浮かんだイメージを具現化して作ったものだ。文章だけのものなので、その発明品の本来の姿は見た事がない。転ばない本立ての実物は、一体どんなものだろうと作るたびに、私は、想う。

 

 

出来たての本立てに、ブックオフで買った鈴木光司の単行本を二冊立ててみた。