ヒンドゥー教寺院のワット・プー遺跡は、世界遺産。

ママたちの予定にはなかったので、大きいおじいちゃんは、

参道にすら行かないで待つらしい。

僕自身も、思いつきできたラオス南部だから、

この寺院に思い入れがあるわけでも、事前準備があるわけでもない。


おおきな聖池を縦に進む。

どんな寺院かもわからない。

もっと言うと、ヒンドゥー寺院というのも、

シバ神に出会って、リンガを見つけてからのことだった。

山を登るようにして、3つの構成で成り立っているようだ。

仏様の許しを与えてくれるようなお顔。

シバ、ヴィニュシュ、ブラフマ、象、ワニ、ヘビなど、

精緻な彫刻美に酔いしれ、眼下の高原の眺めに透明になる。 


気がつくと、意外にもたかし君が本殿まで上がってきている。

彼なりのアンテナをはりめぐらしているようだ。

無口な分だけ、僕よりも思念深いかもしれない。