ノンカイ行きよりも、東北方面へゆく列車が先にくる。

ノンカイになんの未練もなく、ウボン・ラチャターニ行き

1等を購入。

それから、しばらく待った。


ホームに滑り込む急行列車。

乗り込んで、席にたどり着くとおじさんとおばあさんが

座っている。

ついつい、尖った心が芽生え、ダブルブッキングの不安を

打ち消すためにも、自分のチケットを見せて主張しようとした。

ところが、おじさんは素直に、窓側に座っているおばあちゃんを

移動させようと席を立った。

なんとなく、窓側の席を離れがたい様子のおばあちゃん。

タイ人らしい2人に、英語で、そのままどうぞと声をかけた。

これが、今回のラオス往のすべての始まりだった。