IC81ミラノ行き列車に乗っていた。

ドイツ人のおばちゃんと同じコンパートメントだったが、

話しが弾んだわけでもなかった。

おかげで、ミュンヘンでの楽しい思い出に浸ることができた。


ファッシングの夜の翌日、街なかのトルコ料理屋で、トルコ人青年

の店員と意気投合したり、そしてヤスパーの家に帰ると、

雪の上に、顔のようなレイアウトで、インスタントの桃金ラーメン、

葱が2房、生卵1つ、コーンの缶詰、そして手紙が置いてあった。

それはノリコさんからの差し入れだった。

昨晩は、ヤスパーと別れの夕食へ行った。

彼の親切のおかげで、ミュンヘン滞在を満喫できた。


ミラノは雨だった。

冷たい雨だった。

また一人に戻った。

人生も一人で歩んでいるが、

旅もまた一人で歩んでゆく。

まずは、ユースホステルへ向かった。