HOLLYWOOD HOSTEL 6820

それが宿泊していた宿の看板だった。

階段を上がってゆく入り口の横には、たしか公衆電話があって、

そこからスコットに電話をした。

サンディエゴに着いたら、ピックアップし、安宿まで連れていってくれるらしい。

ということで、今日はハリウッドでゆっくりしよう。

チャイニーズ・シアターにて映画を見ることにした。

トミーリー・ジョーンズとアシュレイ・ジャッド主演の作品だった。

展開は月並みだったが、感動した。最後のシーンで母と子が再会するところが。

それに英語が聞き取りやすかったのでよかった。

(アムステルダムでジョンと見た「ファイト・クラブ」は最悪に聞き取れなかったけど)

大きな劇場で、大きなスクリーンで見る映画はやっぱりいいなあ。

真っ赤というか、紅色なのか、緞帳が魅惑的で印象深い。ベルベットだったのかもしれない。

まるで、ツイン・ピークスの世界かみたいだ。でも、カイル・マクラクランはでてこなかった。


その後、有名なサンセット・ブルバードにも行った。

ハリウッドは、昼間散歩するだけなら、全く殺気を感じない安全な場所だった。

宿に戻り、パトリスと話す。

彼の話では、近所のパブリック・スクールで格安の英語教室に通いながら、

仕事も探しているとのことだった。

ドミの彼のベッドには、スーツがかけてあったが、それは面接の際に着るものらしい。

僕が言うのもなんだが、今の彼の英語力では、仕事はままならない気もする。

でもなんとなく、アメリカン・ドリームへの挑戦が感じられた。

僕にはない、未知への夢がある青年だった。

がんばれパトリス!!


そんな彼は、今頃どうしているのだろうか?