パルミラ。パルマ(ナツメヤシ)というギリシャ語から名づけられた街。
古代セム語では「タドモル」これもナツメヤシのこと。
ナツメヤシは、現在でも大切な食料、特にラマダン中には重要。
そもそも、オリーブ、柘榴、葡萄、ナツメヤシはオアシスの主産物と言える。
ナツメヤシは勝利のシンボルでもある。
そのナツメヤシという名の街に、大きな大きな遺跡があります。
3世紀半ば、アラブ系のパルミラ王オダナイトが、この地を治める。
が、カッパドキアに向かう途中に暗殺される。
その後、その妻ゼノビアが女王に君臨する。
目は黒く、肌は浅黒く、歯は真珠のように白い美人。
教養に溢れ、紫の衣をまとい馬上に!
という女王で、シリア、エジプト、トルコの一部まで支配する。
そのゼノビアが治めた街。
(紀元前からの、ローマ以前の神殿も多く残る遺跡)
が、272年ローマ皇帝アウレリウスにユーフラテス湖畔で捉えられた。
その後、ローマ帝国内の都市となる。
見ものは、「墓の谷」にある墳墓群、三兄弟の地下墓室。
バールシャミン神殿、デイオクレティアヌス帝城砦、
ベール神殿、コリント式の円柱回廊、などなど。