律法厳守のパリサイ派のサウロは、キリスト教最初の殉教者ステパノを、
ユダヤ教徒が石で打ち殺す場に居合わせ、自らもキリスト者への憎悪に
かられて教会を荒らし、迫害をしていた。
殺意に燃えるサウロは、ダマスコへ向かいさらなるキリスト者の迫害へと向かう。
すると、突然天からの光に照らされて地に倒れる。
「サウロ。サウロ。なぜわたしを迫害するのか?」
というイエスの声を聞く。
サウロは起き上がったが、目が開かない。
手を引かれて、ダマスコ入りしたサウロは、3日間目も見えず、
飲み食いもできなかった。
「立って、「まっすぐ」という街路に行き、サウロというタルソ人をユダの家に
尋ねなさい。そこで彼は祈っています」とイエスは、弟子のアナニアに。
アナニアは、「まっすぐな道」に行き、ユダの家にいるサウロに手をかざす。
すると直ちに、サウロの目から鱗のようなものが落ちて、見えるようになる。
元気になったサウロは、その後、ダマスコの諸会堂で、イエスは神の子で
あると説き始めた。驚いたユダヤ人たちは、サウロを殺そうとして、
昼も夜も、すべての城門で見張るのだった。
そこで、イエスの弟子達は、夜中に彼を籠にのせ、城壁伝いに脱出させた。
サウロは30年に及ぶ伝道の末、ローマ郊外で打ち首になった。
聖アナニア教会やヴィアレクタ(まっすぐな道)は、今もダマスカスの街にある。
*以前から読んでくれている方には、シリアでこの話をすると予告していましたので。
ただ、あんまり正確さに欠けるところもあるかもね。