「サッサンドラは本当にパラダイスだった!」

アビジャンに戻ってきたペレの第一声だった。

彼のおかげで、今晩は暇が潰せた。


彼の話で印象的だったのは、ニューヨークよりも、

スウェーデンで危険を感じるというのだ。

多くの移民を受け入れているものの、彼らに職はなくて、

大都市の近郊に、スラム・エリアを形成している。

その子供らは、ギャングにさえなっているという。

隠れた福祉国家の矛盾だと力説していた。

全部を、ペレの言うとおり信じるつもりはないけど、

どこの国も、表と裏はあるものなのだろう。


ペレの言う、美しいビーチには興味はない。

でも、いいから早くアビジャンから脱出したい!