ジェンネの宿で、二人のフランス人とは別れる。

彼らとは、最後ぎこちなくなったこともあったが、とても

世話になった。メラニィがいない間は、言葉の問題が解消できなかった。

だって、彼らに英語を教えなければならないのだから。

でも、フランス語も、いくつか憶えたし、なにより不安を解消してくれた。

モプティに到着する前に、声をかけてくれなかったら、フランス人と

こんなに長い間、旅の空を一緒にできなかったのだ。

モプティ~バンカス~ドゴンの村々~バンカス~モプティ~ジェンネと、

旅の濃い部分をともにしたのだ。

彼らはこの後、ブルキナ・ファソ~コート・ジボワールとフランス語圏を

南下して、アビジャンから飛行機で、レユニオン、マダガスカルとゆく

らしい。

この地域をまわっていて、マラリアの予防薬を飲んでいない、

珍しい旅人たちだった。

値切り具合も半端じゃなかったし。

まさに、現代のヒッピー・フレンチと言いたい。

感謝の気持ちをこめて、タバコを彼らに餞別がわりに渡した。

もう二度と彼らと会うこともないような気がする。

連絡先は、僕のメールアドレスを渡してきたが、彼らは使わないらしいし。

今、彼らは何をしているのだろうか?フランスの空の下で。