バルセロナから日帰りで、アンドラ公国を訪れた。
93年に独立した小さな国だが、首都?アンドラ・ラ・ヴェリャは、
長野市のような雰囲気である。
主な産業は観光業というが、免税品のお店をひやかしても、
グッと買いたくなるようなものはない。旅の途中ということを
差し引いても。
実際、太原でもらった本だけでなく、途中購入して日本に送った
ことも何度かあった。
いい忘れているが、ブダペストでは、結局古着のコートを購入し、
送っている。撮りためたフイルムなども、ある程度の量になった時点で
送っている。やはり、つねに盗難の可能性があるので、もっとも大事な
フイルムは、特にマメに送っている。

残念ながら、ここアンドラで語るべきものはなく、それだけの時間を
費やさなかった。山間部などの村に行くと、なにか楽しいことがあり
そうだったが、寒々としていたし、バルセロナに戻った。
唯一、アンドラへ向かうバスの中からの景色は、白い峰々が堂々として
いて爽快だった。

ランブラスに戻り、今日も独りそぞろ歩きをしていると、
なんだかとても寂しくなった。
「退屈な日常と孤独な非日常の選択」
なぜかそんな言葉が、今感じられた。
それでも、ここランブラスを歩いていると、
旅の当初感じた、上海のワイタンでの感覚を思い出した。
人の流れそのもが。
明日は、この街も出て行こう。