シチリアといえば、ドン・コルレオーネ。
映画「ゴッド・ファーザー」をお好きな方は多い。
しかし、今回はコルレオーネ村も、「グラン・ブルー」の舞台も
行かなかった。基点はパレルモだった。
冬だというのに、まるで春のような心地。おおげさではなく。
日中、僕はTシャツだったんです、今日は。
なんとなく、南米を思わせる山並み。
モンレアーレのドゥオーモ内のモザイクは絶品だった。
丘の上の階段の街。干された洗濯物がそよ風に靡く。
なぜか、行ったことのない尾道を思い浮かべる。
揚げたてのアランチーニをほおばりつつ、バスにてパレルモへ戻る。
途中、2人の坊主頭の少女が乗ってくる。
あんまり、カッコいい少女だったので、シャッターをきる。
モンレアーレからの車窓の景色は、海に広がるパレルモの街と
背景の山並みが、きれいだった。
パレルモでは、アラブ世界の影響が見られる建築が多かった。
近郊の、港町チェファルはカラフルな漁船がたくさん見られたし、
バゲリアでは、雲の切れ目から光が射しこむ、14キロ先のパレルモ
の街は、神々しかった。

ちなみに、気になったことが1つ。
イタリア国鉄では、機械で切符を購入すると20%割引。
ただし、機械はコインのみ。
一度、窓口で紙幣をコインに両替してくれないかと、頼むと断られた。
マシーンによって仕事が奪われるであろう未来への反発のように。
関係ないけど、中国もそうなったら、失業者が溢れるかもかもしれない。
産業革命以来の、人類の命題なのかもしれない。
それにしても、カターニャまでの切符を20%割引で買えなかったのは、
残念だ。