イタリアでもっとも美しい広場といえば、
僕は間違いなく、シエナのカンポ広場をあげるだろう。
マンジャの塔がそびえ、さまざまな建築様式の建物に囲まれる。
この場所において、パリオが開催されるのだ。
この美しい場所で。
この広場に土が盛られることは、すなわち、パリオをあらわす。
NHKの番組では、シエナ生まれの学生は、この時期、パリオに
夢中で、勉強ができない。というようなことだった。

僕は、その番組の影響で、ブルーコのファン。というかシンパ。
ぐずでまぬけのブルーコ!と揶揄され続けた、この地区の人々。
それは、ブルーコが一度もパリオで優勝したことがなかったから。
そのブルーコが奇跡的に優勝した際のパリオの特集だった。

ところが今回はブルーコが出ない。
年に2度、7月と8月に行われる、裸馬の地区対抗レースなのだが、
各レースでは10地区のみ。
7地区はでられない。
運がよければ年に2度出ることもあるが。
前年の7月に出なかった7地区が出て、残りの3地区は
10地区のなかから抽選。8月も同様。

カンポ広場に土が盛られていた。