夕食を食べるために、街の中心まで出かける。

だんだん、ブラック・アフリカの世界にも慣れてきた。

正直最初は、アフリカ系ブラックの人々に囲まれた環境

そのものが、不安感を生み出していた。

要するに、自分が異質なことが浮き立ってしまうから、不安や

怖れが増したんだと思う。

だから、街を歩いていても、足取りは軽くなった。

慣れたんです、このブラック・アフリカの世界に。

考えてみれば、中国の重慶市を、マリ人の旅人が歩いていたら、

そのマリ人はきっと、かなり不安だろう。

街中で、車いすの青年に声をかけられる。

英語が少し話せるので、ジュースをおごって彼と、時間をつぶした。

正直なところ、彼に同情したのかもしれない。

そして、一人で食べるよりはましなので、夕食もおごることにした。