「白いモウサ㊥」
なにやら、一緒にいるシノワの男に、彼女が、一方的に
シノワの言葉らしき妙な発音でしゃべっている。
きっと、なにか怒っているのだろう。
どうやら、シノワの料理屋の女らしい。
今まで気がつかなかったのは、その店が昼の2~3時間と夜の
7時からしかやっていないからだ。
それに、シノワの料理屋なんて、高級で行ったこともなければ、
食べてみたいとも思わなかった。
シノワでは、生きとしいけるものは、なんでも食べて
しまうらしい。昔、第三夫人の次男のウエミンが言っていた。
犬や蛇、海のゲテモノまで食べるらしい。
それは、いくつの頃だったか、まだサッカー選手になって、ブルキナ代表
になれると信じていた子供のときだった。