弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
労働者の賃金交渉の季節-春闘の時期がやってきました。
今回は、急激な物価上昇などを踏まえて大幅な賃上げがあるか焦点となっています。
首相が経済界に対して賃上げを要請したり、昨日も、日本経団連が物価上昇を考慮した賃上げが望ましいと発言するなど、本来賃上げに積極的でない人達が賃上げに言及しているのが不思議です。
これに対して労働組合も当然に賃上げを要求しています。
春闘は年に1回のいっせい賃上げ交渉の時期なので、それが大切なのは分かりますが、なぜ年に1回なのかは疑問です。
なぜなら物価上昇はかなり前から始まっており、円安もかなり前から始まっているからです。
労使のスケジュールの消化ではないのだから、本気で賃上げするつもりなら、春闘の時期を待たずにもっと早くから賃上げの議論を労使ともすべきではないか、とも疑問に思います。