弁護士の萩田です。あけましておめでとうございます。
弁護士も年末年始は休みます。
しかし、自由と正義を守るという弁護士の理念に基づき、正月であっても公益的な活動に従事しなければならないことがあります。
年末には、当番弁護士に該当しており待機していました。
当番弁護士とは、逮捕勾留された被疑者被告人のために、弁護士が初回無料でアドバイスする制度です。全国の弁護士会が主体となって行っています。
この制度によって、不当な自白強要・冤罪防止をになっています。
さて、年末に当たっていた当番弁護士ですが、さっそくあたりました。
被疑者に接見し、正月早々に準抗告という申立を行ったところ、裁判所がそれを認容し、ご本人は釈放されることになりました。
準抗告が認容されることは少ないので、弁護士としては正月早々幸先が良いです。当番弁護士制度の有効性を強く感じる出来事でした。