コロナワクチンと職域接種 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。

みなさんご存知のとおり、コロナワクチンの供給がとどこおっています。

政府は「在庫に不足はない」と言っていますが、それも本当か分からないし、接種現場にワクチンが到着しなければ意味がありません。

神戸市でも5万人近くがキャンセルになりました。

ところで、政府が考えついたアイデアのうち、「職域接種」はきわめて有効な方法でした(過去形。これもワクチンが滞ってしまいましたので‥)。

なぜかと言えば、以下のメリットがあって、地域接種の負担が大きく軽減されるからです。
・知り合いの集まる職場の方が、地域よりも個人情報管理がしやすい
・職場は普段から人が集まるところなので、人数を確保するのが容易

神戸市でもそうですが、地域の集団接種会場を想定すると、お互い知らない人が集まるので予約手続などにも手間がかかる上、会場までのピストン輸送など余計な手間が増えてしまいます。

職域接種の効率の良さを見せつけられて、日本は企業社会だということを思い知らされました。

ちなみに、職域接種はモデルナ製ですが、職場は18歳以上がほとんどなので、年齢をめぐる混乱も少ないようです。

(あとは、政府がワクチンさえきちんと供給できれば‥)