証人尋問の異議 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
証人尋問は裁判のクライマックスです。
 
証人を追及するあまり、ひどい質問をする弁護士がいます。
 
そういうひどい質問に対しては積極的に「異議!」を言わなければなりません。
 
最近終わった労働事件の証人尋問では、異議は百発百中でした。紹介します。
 
1 異議。質問は本件と関係がありません
  相手の弁護士が、別の訴訟の証拠に使おうとして、裁判と関係ない争点を質問してきました。
 
2 異議。証人を威圧する不当なもの
  相手の弁護士が、証人や弁護士を指さして威圧したものです。
  裁判官からはこの弁護士に対して、「証人ににじり寄って尋問するのもやめてください」という注意もされました。
  こういう質問をする弁護士は、他の訴訟でも似たようなことをしていないか心配です。
 
3 異議。前提が間違っています(誤導尋問です)
  証人がAと答えたのに、AではなくBであるという前提で質問したことです。
  ウソが混じった尋問であり、ごまかしです。