「生産性」というロクデモナイ発言 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
杉田水脈 自民党・衆院議員
「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」
 
この議員は、確信犯です。
 
生産性とは、子どもを作るという意味で言っているのでしょうか?
 
もし、子どもを作るという意味なら、子どもが生まれない夫婦、結婚しないカップルは制裁の対象となるのでしょうか?
 
子どもが生まれなかったり、男女の結婚をしないこと(独身を含む)は、許されないことでしょうか?
 
また、生産性の有無で、人間の価値を判断できるのか?
 
会社を解雇された人の中には、生産性がない、能力がない、などと言われる不当解雇事案がたくさんあります。
生産性などという言葉を上から目線で言い出す使用者はだいたい「ロクデモナイ」、というのが労働弁護士の実感です。