トライやる・ウィークとワークルール | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。

これは何か分かりますか?
パオです。モンゴルで遊牧する人たちが住むテントです。遊牧するので、組み立てて寝泊まりしては解体して持ち運ぶ。一泊してみました(国内です)。
 
1か月ほど前にブログで書きましたが、兵庫県の公立中学校には「トライやる・ウィーク」があります。中学2年の生徒が、1週間(!)お店などで働いて仕事体験をします。
 
その後日談?です。
 
先日、中学校で、生徒が「トライやる・ウィーク」の発表会をするというので、見学に行きました。
生徒が、何を学んだのか、興味があるところです。
 
生徒の発表を聞くと、「あいさつの仕方・大切さを学んだ」とか「仕事にはいろいろコツがあることを教えてもらった」というかんじでした。
仕事・労働の価値を早めに学ぶことは、職業観や生きる力を養うためにも大切な機会だったのでしょう。
 
他方、実際の仕事の「つらさ」というのを実感するまでには至らなかったようです。体験学習なので、当然といえば当然ですが。
 
実際の労働現場では、不払い残業や過労死など、いろいろな問題が発生しています。
世の中には、トライやる・ウィークを受け入れてくれるような善良な会社ばかりではありません。ブラック企業では若者が酷使されています。
 
だからこそ、ワークルール(労働法の知識など)が必要です。
 
若者たちは、学校でワークルールを教わる機会がありません。身近に頑張っている労働組合が少ないことも、ワークルールを知る機会がないままになってしまう理由です。
 
ワークルールの学習は今後の課題です。