過労死白書から分かる傾向と対策 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
政府が「過労死等防止対策白書」を発行しました。
ブラック企業や過労死問題への世論の高まりをうけて、過労死防止対策推進法ができたのが3年前で、法律制定をうけて白書が刊行されるようになりました。
 
白書は長いもので、読み込むには時間がかかります。
 
ダイジェストで報告すると、
 
脳・心臓疾患(典型は過労死)の労災認定は、年間300件前後
50歳代、40歳代が多い。
運輸業(郵便業ふくむ)、卸売業、小売業が多い。
 
精神障害(典型はうつ病)の労災認定は、年間400件台。増加傾向
40歳代以下が多い。
製造業、卸売業、小売業が多い。
 
自動車運転や外食産業は、とりわけ重点業種となっています。
 
ストレス、長時間労働、休みにくい、が主要原因です。
日本の労働現場は、職場環境を改善しないと危険です。
 
白書でも指摘されていますが、有給休暇取得率が20年間で減少傾向にあるのがはっきりします。
まずは、有給休暇をたくさんとろう!
 
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