「熟慮を重ねた結果辞職します」 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
さる神戸市議のかたが、8月28日、「3日間熟慮を重ねた結果、議員の職を辞したいと考えるに至った」というコメントを発表しました。
 
公私にわたる疑惑が報道されていた方です。
 
公私の問題にはここでは踏み込みません。
 
しかし、この市議には模範となるべきところがあります。
辞職するまでに「3日間熟慮した」というところです。
 
ふつう、会社で上司などから責められると、その場で退職願を書かないといけないという心理に追い込まれます。
辞めるのが相当かどうかは、いろいろな利害や事実関係にもとづいてきちんと判断する必要があるのです。
 
だから、最初のうちは何を言われようが仕事を手放さず、3日間程度は熟慮したうえで進退を決めるのが相当だと思うのです。
 
安易に仕事を手放さないでください。
弁護士も「その手(この手?)をはなさない・で・ね♪」と応援歌を歌います(振りつけなし)。
 
たたかれつづけても3日間熟慮した市議はたいへん立派だったと思います。