弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
夏休みの終わりに、花火大会の写真です。
訴訟になると、主張の出し合い、証拠の出し合いになります。
しだいに、感情的にエキサイトしてくる人もいます。
しだいに、感情的にエキサイトしてくる人もいます。
そうすると、相手方が言っていることすべて、相手の出した証拠を全て否定したくなるのも人情です。
しかし、そんなことはありません。
意外に思われるかもしれませんが、相手方が出した証拠がこちらに有利になることも多いのです。
意外に思われるかもしれませんが、相手方が出した証拠がこちらに有利になることも多いのです。
能力不足を理由に解雇されたことを争った事件で、こんなことがありました。
会社側は、労働者の能力が劣っていることを同僚の陳述書をたくさん出してきて立証しようとしました。
会社側は、労働者の能力が劣っていることを同僚の陳述書をたくさん出してきて立証しようとしました。
とうぜん、こちら側は読んでいてイヤな気分になります。
ところが、陳述書を読んで比較しているうちに、解雇に至る経過が浮かび上がってきました。会社側は直前までもっと長く働いてもらうつもりだったけれども、役員の気分で突然に解雇に踏み切ったのでした。能力不足というのも後付けの理由であることが分かってきました。
ところが、陳述書を読んで比較しているうちに、解雇に至る経過が浮かび上がってきました。会社側は直前までもっと長く働いてもらうつもりだったけれども、役員の気分で突然に解雇に踏み切ったのでした。能力不足というのも後付けの理由であることが分かってきました。
このことを突きつけて、解雇無効の判決を勝ちとったこともあります。
このような経験があったから、私は、相手の提出した証拠のなかに、こちらに有利な証拠がないか徹底的に目を通すことにしています。
そうすると、このようなことは一般の民事・刑事の事件でも意外に多いことが分かりました。
依頼者からすると相手の出した証拠はイヤな証拠ですから、有利なことを指摘すると「先生よく読んでますねー」と感心されます。
依頼者からすると相手の出した証拠はイヤな証拠ですから、有利なことを指摘すると「先生よく読んでますねー」と感心されます。
弁護士としては嬉しい瞬間です。