「そんなにたくさんの資料を読めるんですか」と驚かれました。 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
労災事件で逆転勝利となった事件で、資料を集めたときに依頼者の方から「そんなにたくさんの資料を読めるんですか」と言われました。驚きとともに。
 
自宅にお邪魔して、資料を段ボール3箱くらいかき集めて、さらに、それをインデックスで分類していると、ものすごい量になりました。
 
そんなにたくさんの書類を読めるはずないでしょう、そう思うのが人情です。
 
しかし、私は、どんなに多い資料でも、読みます
 
訴訟に勝つためには、たくさんの資料を読み込んで、有利なもの・不利なものがあるかどうか徹底的に吟味したいからです。
この労災事件も、当然勝てる事件だと思っていたのに、予想外にこちらの請求が認められませんでした。かなり厳しい局面でした。
だから、必死になって資料を集めて読み込み、それ以後に提出した証拠の数は60点でした。
その結果、逆転することができました。徹底的にこちらが有利な証拠を探し出した成果です。
 
つまり、たくさんの資料を徹底的に集めて読むのは、訴訟で勝つための最良の方法なのです。
こうした地道な努力が「弁護士道」だと確信しています。
 
p.s.
そして、弁護士の求めに応じて、たくさんの資料を用意される方もいらっしゃいます。
たとえば、30年前の採用内定のときの資料を物置から見つけてきてくれる方もいらっしゃいました。
こういう資料豊富な依頼者は、裁判でも絶対有利です。