プレ金の失敗 | 弁護士の労働問題解決講座 /神戸

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弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
 
プレミアムフライデー(プレ金)は今のところ、不発に終わりそうです。
たとえば、次の記事。
 
時事通信
プレ金、いったん総括を=日商会頭
7/19(水) 21:00配信
 日本商工会議所の三村明夫会頭は19日、夏季政策懇談会後の記者会見で、月末金曜日の退社時間を早めて消費を喚起するプレミアムフライデー(プレ金)について、「(開始から)6カ月たつ。一つの評価を下した方がいい」と指摘し、半年の節目でいったん総括して評価すべきだとの認識を示した。
(以下略)
 
ノー残業デーさえ、きちんと行われていないのに「プレ金」がうまくいくはずない。
労働時間の短縮は、目先の人気とりのような政策ではなく、残業をきちんと規制するとかそうしたバックボーンがあってこそ成功するものです。
 
週40時間労働が原則となったのは、1987年の労基法改正から10年かけて定着させてきたからです。