弁護士の萩田です。いつもありがとうございます。
「旦那DEATH NOTE がおもしろい」、と言われました(^-^;
ご存じのかたも多いと思いますが、旦那へ死んで欲しいという願いを書くwebサイトです。けっこうすごいこと書いてます。
その中でも、いいね! が多いデスノートは「お前は朝はゆっくりできるからいいけど、家事も育児も休みはないし大変なんだぞ!」というのがありました。
女性の家事育児に休みがないという訴えは、女性の本音です。
夫は家事育児をやった気になっている、という訴えもよく耳にします。男性よ、いくら育児家事をしても(した気になっても)、ゴールには行き着かないのです。
離婚事件の相談では、こういった不満がたくさんあがってきます。
政府は、男女共同参画社会とか女性活躍推進とか言いますが、かっこいい言葉ばかりが並んで実質がありません。
労働分野では、
・男性は育休などをとらない(とりにくい、も含む)
・男性の残業が多い
という男性の仕事優先社会もいまだに変わりません。
したがって、他方で、
・女性の非正規雇用の割合が高い
・女性の給料が安い
という不平等もなかなか是正されません。
そんななかで、妻の不満が夫に向くのは当然です。
男女の平等を完全に実現するには、社会の意識・労働条件・社会保障・政治などを変えないといけません。
さしあたって、男性諸氏は、妻の訴えに耳を傾けて、家庭生活と仕事との両立を目指しましょう。まずは、一歩踏み出しましょう。そのことなしに、会社は変わりません。
さて、お前はどうなんだ? と言われると、
……妻に聞いて下さい
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