1月20日 読売新聞

違法な高金利で金を貸す「ヤミ金」の手口が多様化している。携帯電話の新機種と交換で融資したり、金銭関係以外の人生相談にも応じたりと、従来のイメージからはほど遠い。法規制が強化されて半年。多重債務 対策などを進める団体は、手軽に借金させる一方、弁護士らに相談させない狙いがある、と警戒している。県東部の40歳代の女性は昨年秋、インターネットで見つけた東京都内の金融業者に連絡すると、こう言われた。「指定場所に携帯電話の新機種を送ってください」。1台約5万円の人気新機種4台を10万円で買い取るという。携帯電話をクレジットカードで購入しておけば、まとまった金がすぐ手元に入る。女性は業者の指示通りに送った。しかし、実際にもらったのは3万5000円だった。

女性から相談を受けた多重債務 対策のNPO法人「さやま・あすなろ会」(狭山市)は業者と交渉、携帯電話の解約手数料を業者が負担することで合意した。会の担当者は「同様の手口は最近増えつつある」と指摘。業者は、携帯電話をインターネットオークションなどで転売し、利益を得ているとみられるという。物腰の柔らかい新タイプの業者も現れている。県内の30歳代の男性は昨年、ダイレクトメールを送ってきたヤミ金融業者に連絡。融資を受けたが、返済が遅れがちになった。業者からは返済を催促する電話がかかってきた。しかし、担当者の口調はソフト。脅しもどう喝もなく、数時間、借金と無関係な生活相談にも応じたという。相談を受けた司法書士は「相手に恐怖感を与えて相談に駆け込まれるより、少しずつでも回収した方が良いと考えているのではないか」と推測する。

多重債務 者の相談に応じている「夜明けの会」(桶川市)の吉田豊樹事務局次長も「手口の多様化は、借りやすいイメージをつくり、弁護士や司法書士らに相談することを抑止するためでは」とみる。同会へのヤミ金に関する相談は、2003年の5814件をピー クに減少傾向にあり、10年は12月上旬時点で376件。しかし、相談者の中心は働き盛りの40~50歳代で、少額の生活費の借金が200万円近くに膨れ上がった例もあった。悪質なケースが後を絶たないのが現状だ。10年6月に完全施行された改正貸金業法で、上限金利の引き下げや、個人の借り入れ総額を年収の3分の1までとする総量規制が導入されたが、「正規業者から借りられない人がヤミ金に流れる」と懸念する関係者も少なくない。吉田事務局次長は「借金に困ったらすぐ、行政窓口や、弁護士ら専門家に相談してほしい」と呼びかけている。

最近のヤミ金も生き残りに必死なんですね。昔はミナミの帝王のような荒っぽい態度で取り立てるというのがヤミ金のお仕事だったと思うのですが、今は紳士的な態度で法外な利息で金を貸し付けるわけですね。このブログでも何度となく行ってきたと思いますが、絶対ヤミ金に手を出してはいけません。そうは言っても生活費などの借り入れがどうしても必要になる場合もありますし、しかも総量規制の影響で正規の貸金業者からは借りることができない人も多いと思います。その人たちは、今がしのげれば大丈夫、という気持ちでヤミ金に手を出すようですが、一度手を出すと無茶苦茶な理由でとんでもない額の金を巻き上げられますからね。まぁヤミ金関係者は、暴力的であれ、好意的であれ、紳士的であれ、死んだら地獄行きは決定でしょうけど…。手を出して人生を棒に振る前に専門家に相談することをお勧めします。