「自己肯定感」という言葉への違和感
近年、
「自己肯定感」という言葉を
よく耳にするようになりました。
私も最初にこの言葉に出会ったときは、
「なんだか素敵な考え方だな」と感じました。
“自分を肯定することが大事”――
この響きは、どこか前向きで温かいものがあります。
でも、世の中でこの言葉があまりにも広まるうちに、
「ポジティブでいなければならない」
「前向きであることが当たり前」
といった空気が強くなったように思います。
それが正しい姿、
理想のように語られることが増え、
いつの間にか私は違和感を抱くようになりました。
「自己承認」「自己受容」という考え方
そんなときに、
哲学者の苫野一徳さんが使う
「自己承認」という言葉を知りました。
「自己肯定」よりも、
「まず自分をそのまま受け止めて、認めること」の大切さに気づかされました。
この考え方には、とても共感しています。
また、アメブロのaiさんは「自己受容」という言葉を使っていました。(リブログさせていただきました)
「自己承認」と同じく、
「できない自分も、失敗する自分も、そのままの自分を受け入れる」という意味が込められていると思います。
“無理にポジティブにならなくてもいいんだよ”
というメッセージを、
私はこの言葉から感じています。
ネガティブな気持ちも大切に
人は誰でも、
落ち込んだり、
悩んだり、
時には後ろ向きになることもあります。
ネガティブな気持ちは、
決して悪いものではないし、
隠さなければならないものでもありません。
そうした気持ちがあるからこそ、
立ち止まったり振り返ったり、
新しい自分を発見できることもあるのだと思います。
「ネガティブ=悪い」と決めつけずに、
今の自分がどう感じているかを、
まず素直に受け止めること――
これこそが「自己承認」や「自己受容」の出発点なのだと思います。
「自己肯定感アップ」の危うさ
社会全体が「自己肯定感を高めよう!」という雰囲気になると、
今度は「ネガティブな自分はダメ」と感じてしまう人もいます。
「前向きじゃなきゃいけない」
「自信がない自分はダメだ」と、
無理に明るくふるまおうとして、
かえって苦しくなってしまうこともあるでしょう。
Adoさんの曲「わたしに花束」
の歌詞にもありますよね
「わたしに花束」は、
自己肯定感を無理に高めるのではなく、
ありのままの自分を受け入れることの大切さを伝える楽曲です。
この曲を通じて、
自分自身を見つめ直し、
他者との関係性を深めるきっかけになるかもしれません。
歌詞の全文や詳細については、
以下のリンクをご参照ください:
本当に大切なのは、
ありのままの自分と向き合い、
必要なときには立ち止まり、
今の気持ちを自分自身が
そっと受け止めてあげることだと、私は思います。
「相互承認」という考え方
「自己承認」や「自己受容」は、
やがて「相互承認」にもつながると思います。
「自己肯定感」からはつながりません。
自分の弱さや悩みを認められるからこそ、
相手の違いや弱さにも優しくなれる。
お互いの存在や価値を認め合う「相互承認」は、
これからの社会にとって
本当に大切なキーワードだと感じます。
おわりに
私自身、
・ポジティブでいることだけが正しいわけじゃない
・ネガティブな気持ちも自分の大事な一部
・「自己承認」や「自己受容」を大切にしたい
そんなふうに思っています。
こうした価値観が、
もっとたくさんの人に広まってほしい――
そんな願いを込めて、今日のブログを書きました。
読んでくださったあなたも、
どうか「ありのままの自分」を
大切にしてあげてくださいね。
追伸:
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