今日は大晦日。

私は今大阪の実家に来ています。


クリスマスにはUSJで遊びましたが、



その当日に祖父がコロナに感染していたことが判明ガーン
その直後から我々家族も症状が現れました。


私たち夫婦はワクチンを絶妙なタイミングで接種していたため、ほぼ無症状。
次男は学校のイベント関係で今回は未接種だったため、高熱が数日出ました。

今はもう落ち着いています。

また時間がある時に
USJや今回の帰省イベントについて書きますねウインク





さておき

今回は

「人はなぜ孤独を嫌うのか」


これについて書きたいです。


人は元々は皆、寂しがり屋なのだと思います。

私も若い頃はそうでした。

スケジュールはたくさん埋めたい‥
そんな心境だった気がする。

今でもそうかと思い込んでいた部分もあります。

なぜなら多くの人とおしゃべりするのが大好きだし、
馬鹿騒ぎするのも大好きだから。


今年は日本語教師養成講座に通っていたこともあり、
多くの仲間と触れ合い、
まるでセカンドアオハルのように充実した楽しい日々を過ごせました。

でも親しくなるにつれ、
深い会話をしようとすると
何かしらの期待を裏切られるような経験をしました。

このようなことは
皆さんもすでに経験されているかと思います。


それはやはり、他人だから なんですね。


自分が本当に興味あるところと、
相手のそれとが折り合わないために、
結局相手に合わせたり気を遣ったりする事になります。

だから深い話はできません。


結果、
お互いが共感し合える最大公約数的なところまで、
会話のレベルを落とさなければならなくなるんです。


つまり、
本来の自分らしさを犠牲にすることになるんです。

だから、
過度な期待をすると裏切られた気持ちになるし、
何かしらの虚しさを感じることもあるんだと思う。


↑以上のことは、私の本音であり、
今年私が1番モヤモヤした思いです。

なかなかこれを文章にすることはできませんでした。


今回文章にできたのは、
ある哲学者の思想を本を読んで知ることができたからです。


その人物の名前は、
アルトゥル・ショーペンハウアー(1788ー1860)。

ドイツの哲学者であのニーチェらにも影響を与えた人物です。


今年感じた私の思いを、
見事なまでに本質論で答えを出してくれていて
衝撃を感じました。


彼は、

「このような思いをするくらいなら、
寂しいと思う衝動は
適切にコントロールできたほうが賢いんじゃないか?」
と言います。


ほんそれ!!
爆笑爆笑爆笑爆笑爆笑
ってなった。。。


彼は他にもこう言っています。

“人付き合いとは、他人に合わせるが故に「自分を捨てること」。

「社交界というものは、人間が互いに順応し合い、抑制し合うことを要求する」

「強制ということが、およそ社交には切っても切れないつきものである」

「社交は犠牲を要求する。自己の4分の3を捨てなければならない」(『幸福について』第5章)

どれだけ親しい友人や恋人といても同じことで、「友情とか愛とか夫婦関係が、人と人とをいかにも密接に結びつけてはいるが、完全な融和はできない」。

人と一緒にいても、
「個性や気分の相違のために、必ず不調和が生じる」”


あっぱれ!
泣き笑い飛び出すハート


それでも人は群れたがります。

孤独を嫌がり、
自分を捨ててまで社交に向かう「群居本能」を避けられない人も多いのかもしれない。


ショーペンハウアーは、
その理由をこう切り捨てます。

【自分がないから】
【自分の内面が貧困だから】
【断片的な中身しか持たないから】
 下矢印だから
【群れることで自分の内面の貧困さをごまかす】


別の哲学者ヴォルテールはこうも言ってます。

この地上には口をきくだけの値打ちもないような人たちがウヨウヨしている”

ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ


あのアリストテレスも

幸福は自己に満足する人のものである”

と言っているように、

「優れた人たちが自分に満足していない一般の人たちと交際したとして、なんの享楽も得られない」

‥と考えるショーペンハウアーの思想には
紛れもない真実があるようです。


【孤独がつらい】

それが身近な悩みになっている人、
私はめちゃくちゃ多いような気がしています。


この年末年始、
実家に帰省する人は多いかと思います。
私もその一人。

でも中にはいろんな状況で実家に帰省したくてもできない人もいるかと思います。

だからといって

年末年始は
絶対に誰かと一緒に過ごさなければいけない‥
というわけでもないかと思います。


エバラのCM下矢印





CMでは

こういうものが

この時期特によくみられますが、

一人で過ごす人も

気にしない気にしないウインクスター




続けて


ショーペンハウアーの別の言葉を書きたいと思います。



“ 幸福の基本は自分の外に何ものも期待せず、自分のうちにあるもので楽しむことである ”

“  自分自身だけをあてにしてきた人間、自分にとって自分自身が一切合切でありうる人間が最も幸せだと結論することができる ”

なぜなら

“人間は誰でも最も完全に融和できるのは、自分自身を相手にした時だけだから ”




【孤独は素晴らしい】 ということ


それに気づけるかどうか…。



つまり、


さびしさに駆られてむやみに他人と寄り添いたがる世間の人たちをよそに、

群れたい衝動をコントロールし、

自分の内面を深く耕すことをよしとすべきである。


自分の持てる興味を遊ばせながら孤独を愉しむ。


好きなものをとことん掘り下げる。


自分一人しかできない仕事に没頭することで、

私たちは孤独の時間を有意義に過ごすことができる。


下矢印


そういう いわば 根暗 な楽しみが 

自分を豊かにする。





“ 早くから孤独になじみ、

孤独を愛するところまできた人は、

金鉱を手に入れたようなもの ”


(『幸福について』第5章)





(コロナに2度もかかった)

私がいうのもなんですが‥


お身体をご自愛し

良いお年をお迎えくださいハート