パンティ仮面の詩 S女性/m男小説 | ありのままにいきたい

ありのままにいきたい

M男の生態と女性崇拝について。
性的な表現、非常に不快な気分にさせてしまう恐れがあります。
興味本位でも全く構いませんが、自己責任でどうぞ。

 

パンティ仮面の詩

 

  私は、今年25歳になる独身の地方公務員です。
東京の大学、といっても二流の私立大学ですが、を卒業した後、故郷に帰って現在の職についてから、早いものでもう3年になります。
 

田舎のことですから、いつまでも独身という訳にもいかず、周りからは、少々変り者扱いをされているようです。


縁談が全くなかったわけではなく、初めのうちは東京の大学出ということで、結構な数の話が持ち込まれたものでした。
それを断わり続けているうちに、周囲も呆れ果てゝ、いつしか変人と見られ、話もばったり来なくなってしまいました。
でも、それも別に、私が女嫌いだったからではありません。


実は、私には学生時代に、東京で忘れられない女性がいたのです。


忘れられないと言っても、必ずしも普通に好きだったとか、愛していたとか言うんではありませんでした。


その人には、さんざんいたぶられ、嬲りものにされ、私の性格が一変するような目に遇わされたのです。


今思い出しても、悔しくて歯ぎしりしてしまいそうになるのに、その女性が忘れられないとは、我ながら情けないと思う一方、不思議でたまりませんでした。


きっと、あまりにもひどい嬲られ方をしたものですから、精神状態までおかしくなったのかと思ったものです。


郷里に戻ると、田舎故刺激も少なく、せっかく女性と出会っても、いつの間にかその女性にいじめられる場面を想像して興奮している自分を発見してハッとしました。


私はいつの間にか、m男になっていたのです。


 

 私の名前は、田原坂倫太郎です。


郷里の高校を卒業後、念願の東京の大学に行けることになって、私はもう有頂天でした。


家計はそう楽な方ではなかったのですが、たまたま、祖父の遺産が入ったのが幸いして、望みが叶えられることになりました。


東京の大学でさえあれば、たとえ二流の私立でも贅沢は言えません。


たまたま幾つか受験した中で、たったひとつ受かり、私が下宿した界隈は学生街で、下町特有の気の置けない雰囲気に、若さとエネルギーが満ち溢れていました。


新学期も無我夢中の内に過ぎ、やがて二年目の夏を迎えようとしていた頃のことです。


漸く東京にも慣れ、生活も板についてきたのは良いのですが、元来、内向的な性格のため、ガールフレンドを作る才覚もなく、さりとて運動部に入るでもなく、青春の吐け口に困って、毎日モヤモヤした気分でした。


その日は、たまたま休講で授業が無く、時間を持て余して、ブラブラ近所を散歩していた時のことです。


私の下宿の近くの公園のベンチで、五月の柔かい日差を一杯に受けた後、行きつけの本屋の角を曲って、人気の無い細い露地裏に歩を運んだ私の目に、鮮かなピンク色が飛び込んで来たのです。


それは、古びた竹垣に囲まれた中庭に干されていた洗濯物でした。


白い肌着類の中に混って、女物のピンク色のパンティが干されていました。


微風のなかで、それはまるで活きているように微かに震え、男心をそそります。


私は、思わずカーッと頭に血が上るのを覚えました。


その中庭に面した縁には雨戸が下ろされて人気が無く、竹垣の中程にある枝折戸には鍵も掛かっていないのを見て取ると、私の胸は思わず早鐘の様に高鳴りました。


あたりを素早く見回すと、意を決して枝折戸の掛金を外して中庭へ入ったのです。


夢中で洗濯物に近寄ると、パンティを掴み、ポケットに入れました。


そして、早足で通りへ出て本屋へ飛び込みました。


適当に本を物色する態を装ったものゝ、なかなか動悸が治まりません。


やっと落着きを取り戻した頃、後ろから突然肩を叩かれました。


ドキッとして後を振向くと、見知らぬ長身の学生が立っています。


「君、ちよっと、そこまで一緒に来てくれないか」


その男の厳しい顔付きに、思わず悪い予感で身体が震えました。


「君は一体誰だ。なんの用だ?」


男はニヤリとすると、


「お前の、ポケットの中身に聞いてみるんだな。俺は、あの家の二階から、ずっと見ていたんだ」


やはり予感は当たっていたのです。


私は身体から血がスーッと引いていく思いで、その男の後ろについて本屋を出ました。


「さあ、一緒に警察に行くか。それとも、あの家に戻って、それを返して謝まるかい?」

「も、勿論、お返しして謝ります。どうか、勘弁して下さい」


彼は、何故かニヤリと笑みを浮べると、


「俺はあそこの、ただの下宿人さ。あの家の人に、直接謝まって許して貰うんだな。でも、逃げるんじゃないぞ。俺が見張ってるからな」


その男は私より背も高く、スポーツでもやっているのか、体格もがっちりしていて、到底、私の争える相手ではありません。


結局、その男の後に従って、シオシオと例の家に戻りました。


庭と反対側にある玄関のガラス戸を開けると、そこは広い土間の付いた控えの間になっています。


奥から出て来たのは、ハッとするような美しい女性でした。


「よかった、あのパンティの持ち主がとんでもないぶすこさんでなくて」

などと余裕を噛ましていたのもほんの一時だけでした。

年の頃は私と同じ二十才前後でしょうか、

やや大柄な、白いワンピースに包まれた肉付きの良い胸や腰が、私には眩しく写りました。


丸顔で、目鼻立ちのはっきりした近代的な美人顔。

やゝ太い眉に黒目勝な大きな瞳が、混血の女性などに良くあるエキゾチックな雰囲気をかもし出していました。


「アラ、正太郎。お客様なの?」


その女性から親しげに正太郎と呼ばれたその学生は、私の方を見やると、


「美沙子様、こいつがパンティ泥棒ですよ。サー、早く盗んだものを出すんだ。そして、よく謝まるんだぞ」

男性のことを呼び捨てにし、男は女性を様付けで呼ぶことに少し違和感を覚えました。


私はポケットから、モゾモゾとピンク色のパンティを取り出し、そっと上りかまちに置きました。


「本当に済みませんでした。ついフラフラとして手が出てしまって、ほんの出来心だったんです。どうか許して下さい」
深々と頭を下げた私に、決めつけるように、艶のあるアルトが浴びせられます。


「アラ、あなた本当に出来心かしら? この頃、このあたりで、しきりにパンティが盗まれるそうよ。あなたが、その犯人じゃなという証拠があるかしら?」


「そうか、お前は、常習犯だったのか。それじゃ話が別だ。さあ、これから警察へ行こう。これで、お前は、学校の方も退学処分だな。きっと新聞にも出るぞ」


〝警察〟〝退学〟それに〝新聞〟といった言葉は、私にとって、ガンと頭を殴られたようなショックでした。


不名誉な噂が郷里まで届くかと思うと、私の頭は混乱し、思考能力を無くしてしまった様にオロオロするばかりでした。
「そ、そんなことは決してありません。本当に初めてなんです。私を信じて下さい。ど、どうか、どうか警察だけは、勘弁して下さい!」


私は、土間にペタリと座り込んで、必死の思いで嘆願を続けました。


「私が悪かったのは認めます。謝まります。で、ですから許して下さい。な、なんでもしますから、本当です。本当になんでもします!」
 

その学生、正太郎と、下宿の娘の美沙子様は、私の言葉を聞いて、顔を見合わせ、ニヤリと笑っ
た様に見えました。


「その言葉に嘘はないんだろうな。本当に何でもするんだな」
 

許してもらえそうな期待に胸をふるわせ、私は大きく頷いきました。


「それじゃ、学生証を出せ。それから、そこへ犬みたいに四つ這いになるんだ」
 

言われるまゝに土間に這ったみじめな私の頭越しに、二人の会話が交わされます。


「フーン、名前は田原坂倫太郎ですって。ノーマル大の二年生かぁ。おかしいわぁ、見た
目は正常な学生なのに、実は〝ノーマル〟じゃなくて〝アブノーマル〟なのね。フフフ」


「アブノーマルと言うより、変態と言った方がピッタリですね。学生のくせに女のパンティ
を盗むなんて、男の風上にも置けぬ奴だ。警察に渡すのを勘弁してやるんだったら、代り
に、うんと懲らしめてやらなくっちゃあ。」


「ソーネ、うんと恥ずかしい目に合わせるのはどうかしら。そうだわ、今後、二度とパン
ティーを盗まない様にするのには、女のパンティはもう見るのもいやだって心境にさせるの
が一番ね」


「どうしましょうか。そうですね、頭にパンティを着けたまま通りに立たせましょうか。」

「それをみて楽しむっていうの。おまえも残酷ね。でもそんなことして面白いかしら。」

私は頭にパンティを被せられるとベルトで両手を体に縛り付けられ、細い通りながら,人通りが絶えないところで、1時間も立ち続けることを強いられ、通行人から氷のような冷たく、突き刺すような視線を送られ、言葉で罵倒されるより,精神的なダメージは大きかった。

せめてもの救いは友人知人と出くわさなかったことくらいで、もうこの町はいられない、このまま消えてしまいたいとまで感じていました。

ようやく許しを得て、二人の元に戻るとへたり込んでしまいました。

「お疲れ様でした。」

「おまえ、よく立っていられたな。」

私は恨めしそうに二人を見上げました。

「美沙子様、こいつどうしましょうか。」

「そうね、あれくらいじゃ、もうパンティ泥棒などまっぴらって、なるかしら。もっと心に刻まないとだめと思うの。」

「どういたしましょうか。あ、そうだ。」

正太郎は美沙子の耳元で何かをささやきました。

「えええ、私そんなの見たくない。きもい。」

「でもきっと面白いですよ。」

「じゃあ、勝手にやってちょうだい。」

正太郎は大きく頷くと私の頭から美沙子のパンティを取り、それを手渡しました。

「さあ、おまえ、俺が声かけなかったら,部屋に戻ってどうするつもりだったんだ。」

「いえ、それは、その…」

「そのパンティを持ち主の女性の前で,どうするつもりだったか,やってみせてみろ。」

私は真っ赤になってうつむきました。

庭の土の上に正座していると

「もういいわ、やっぱり警察に来てもらいましょう。絶対この男、またやりそうだから。」

美沙子様が投げ捨てるように言葉を発し、電話をしに立ち上がろうとしたのを見て,私は覚悟を決めました。

美沙子様のパンティを広げ、秘部が接する部分を顔に当てながら、ズボンのチャックを下ろすと既に固くなったものをしごき始めました。

美しい女性のパンティの匂いを嗅ぎながら、昇り詰めていきそうになるけれど、見ないようにしても紛れもなく二人に凝視されている中で、時が流れていきました。

「あら、私のじゃいけないっていうの。そんな失礼なことがあるかしら。」

「おい、美沙子様に失礼だろう。」

必死でしごき続けますが,正座して人前で射精したことなどあるはずもなく、息が荒くなる中、戸惑っていました。

不意に美沙子様が縁側から立ち上がるとサンダルで正座した私の太ももを踏みつけたその瞬間果ててしまい、息も絶え絶えに土下座するように頭を地面に貼り付けました。

「さあ、顔を上げるんだ。」

パッと、突然、目の前に光るものが走り、それが暫く間を置いて、二、三回、
繰返されました。
 

恥辱に痺れた頭に、それが、写真のフラッシュだと判ったのは暫くしてからでした。


「じゃあ、今日はこれで勘弁して上げる。明日から毎日、今頃の時間に来るのよ。夕方
になると父が帰ってくるから、遅くても四時頃までにきてね」


「あ、あすからって、一体どう言うことですか?こんな恥ずかしい罰を受けたんだから、
もう放免してくれるんでしょう?」


「オイオイ、何を勘違いしてるんだ。さっき骨身に泌みるまで罰を与えるって言っておいただ
ろう。一回ぐらいで、身に泌みる筈がないじゃないか」


「あなた、警察や新聞が恐いんでしょう?それに、例の写真を配られるのも困るんでしょ
う?それなら、私の言いなりになるしか仕方ないわね。」
 

弱味を握られた私は、文字通り、二人の言いなりになるしかなかったのです。
 

スゴスゴと下宿に帰る私の足取りは重く、頭の中は生まれて初めての屈辱に、火の様に燃え
ていました。
 

しばらくしてから、あの場面を思い起すと、何とも情け
なく血が逆流する思いでした。                             
 しかし、写真まで撮られた今となっては逆らうすべもなく、ひと晩、悶々と眠れぬ夜を過ご
し、翌日の午後、再びその家を訪れた時は、私はもう諦めの境地でした。
 

そして、ニヤニヤ笑いながら奥から出て来た二人の前に、私は自ら進んで土間に四つん這い
になりました。


「アラアラ、今日は態度が良いこと。まるで犬そっくりだわ。そうだ、倫太郎、そこでチン
チンして見せて御覧」
 

美沙子様の意地の悪い言葉に、さすがに私も従い兼ねて、モジモジしていると、


「何だ。昨日のことをもう忘れたのか。命令を聞かないと、どんなことになるか判ってい
るんだろうな」
  

私は恥ずかしさを必死でこらえて、身を起こし、犬のチンチンの格好を真似しました。
 

プーッと美沙子様が吹き出し、正太郎と二人でゲラゲラ笑い転げました。
 

私は、再び頭がカーッと火照るのを覚え、思わず目を伏せてうつむきました。


「顔を上げて、こっちを見るのよ。とってもいゝ格好だわ。パンティ泥棒には、お似合よ。
」
 

「美沙子様、準備ができました。」

そういうと正太郎はピカピカに磨かれたハイヒールを胸に抱き、縁側にかけた美沙子の足からサンダルを脱がせるとハイヒールを手に載せ、丁寧に履かせていった。

両側履かせ終わると正太郎は庭の土の上に正座しました。

「このふたりって?」

私は正太郎もまた美沙子の美貌に虜にされた同胞なのかもしれないと思いました。

美沙子は立ち上がると私の太ももに足を載せヒールでえぐるように力をかけ、私は声を出さないようにしながらも悲鳴に近い叫びを上げ、さらに美沙子様が膝に乗られると熱湯を浴びたような激痛が走りました。

ようやく美沙子様が地面にたたれる頃には私は激痛と呼吸困難感に身を起こすこともできなくなり、ハイヒールで蹴り上げられるようにして土下座の姿勢から側臥位に身を躍らせて、倒れ込みました。

今度は顔面にヒールを載せられ、前額部、頬部とえぐられ、それからヒールの部分を口に含まされて、出し入れされ、舌から口中に土の味が広がりました。

責め苦が終わったようで,薄目を開けて見上げると美沙子様がじっと見下ろされ、唾液を垂らしてつうっと糸を引いたのを私は急いで口で受け止めました。

「よくがんばったわね。明日からはもっと楽しいわよ。どこまで頑張れるかしらね,とっても楽しみだわ。」

 

それからの日々は、私にとって、精神的な拷問に掛けられている様なものでした。
 

短時間とは言うものゝ、軽蔑に満ちた視線を浴び、四つん這いになっての屈辱の行為
に、毎日、目の眩むほどの情けない思いを味わいました。
 

ちょうど一週間たった日のことです。
 

顔面にハイヒールのまま両足を載せて,全体重をかけてくるのを美沙子様を落とさないようにバランスを取っていると美沙子様は片足を私の胸に載せ、体を上を歩き始めました。肋骨が折れそうで,腹部は腹筋の力を抜いたらそれこそ突き抜けそうで、命の危機を感じながら耐え抜きました。

両太ももに乗られるのもかなりの激痛で、突き破られる心配がないことくらいしか助けはなく、このままバキバキに全身骨折させられて,殺されるのではないかと思いました。

ヒールの角でミミズ腫れを付けられるのも全身に及び、銭湯に行くのが恥ずかしくて、しばらくは部屋で行水をしていました。

ある日のこと、ようやく責め苦から解放され,帰ろうとしたところ、美沙子様から


「ア、そうそう。肝腎な事を忘れていたわ。お前はね、今日から、この二階へ引越してく
るのよ。正太郎の部屋の隣の六畳が空いてるからね。部屋代は私のおもちゃになったわけだし、タダにして上げるわ」
 

それは〝鳥が飛び立つような〟と言う表現がぴったりする、慌しい引越しでした。
 

びっくり顔の家主に、適当に言い繕って、即刻下宿を引き払い、借物の手押し車に僅かな全
財産を積んで、美沙子様の家の二階に移ったのは、それから二、三時間後でした。
 

丁度帰宅した彼女の父親に挨拶に行くと、


「やあ、あなたが正太郎君の友人ですか。なにね、娘から一週間程前に、こゝへ移りたい人
があるってお聞きして、お待ちしてたんですよ。何せ、父ひとり娘ひとりの暮しで、それに私
が昼間勤めに出てるもんだから、行き届かない所もあると思いますが、よろしく頼みます」
 

一週間前と言えば、私がパンティを盗んだのを見つけられた頃に当ります。
 

その頃から話を聞いていたと言う父親の言葉に、軽い不審の念が頭をかすめました。
 

しかし、詮索する気力も無く、荷物を運び上げると早速整理に掛かります。
 

暫くして、美沙子が様子を見に来ました。


「いらっしゃい。アラ、もう片付いた様ね。父がお風呂に入っている間に、フフフ、おまえに奴隷の誓いをさせてあげるわね。」

美沙子様は、いたずらっぽい目付で私の顔を見据え
ました。


「奴隷の誓いって何するか、大腿分かるわよね。じゃあ、そこへ仰向きに寝て頂戴。そうよ。目を開けていて
もいゝわよ。目の保養をさせて上げる」
 

その場で、仰向けに畳の上に寝た私の顔を大きく跨いで、美沙子の瞳がジーッと上から見下
ろします。
 

たくし上げた紺のスカートの裾から、白い太腿がこぼれ、あのピンク色のパンティが覗き
ました。


「分った? お前の盗もうとしたパンティよ。お情けに穿いてあげたの。初めての経験
の、いゝ記念になるわね」
 

美沙子様はゆっくりと腰を下ろします。
 

鮮かなピンク色が、みるみる目の前に迫り、豊かなヒップが視界一杯に広がって、私を圧倒
しました。
 

美沙子様の股間が私の顔面を捉え、ジワリと圧力か掛かります。
 

懸命に呼吸すると、パンティ越しにつんと饐えた臭いが鼻孔を衝きました。
 

女の尻に顔を敷かれている惨めさを改めて意識して、屈辱感がどっと押し寄せ、目の前が熱
くなります。


「どおお? たんのうした? この匂いをずっと覚えておくのよ。じゃあ、そろそろ本番行くわよ!」
 

スッと尻が上がり、目の前でパンティがめくられると、真っ白な大きな桃の様な尻が現れ
ました。
 

中央の黒い翳りに縁取られたクレバスは、私が初めて見るグロテスクなものでした。
 

僅かに尻が動いて彼女の顔が覗き、私を見下ろします。
 

傍に正座した正太郎も見えました。


再び尻が落下し、今度は裸のお尻の穴が、私の唇に押しつけれます。


「サー、どうしたの? 奴隷の誓いをするのよ」
 

ヌメヌメした粘膜が唇をにじり、鼻孔に軽く当てられている女のクレバスからは、むせる様
な香りが放出され、私の頭の芯を痺れさせます。
 

夢中で舌を出し、命ぜられるまゝにその粘膜を舐め始めました。


「いゝわぁ、上手よ。もうちょっと強く、そう、その調子よ。」
 

襞に溜った粘液を、チューッと音を立てゝ吸い取ると、お尻の穴の襞に付着していた滓が溶け
て、口中に渋い、そして塩っぽい臭味が広がります。
 

若い女性の尻に顔を敷かれて……こともあろうにお尻の穴を舐めさせられている……そんな自
分を改めて意識し、私は情けなさに身の震える思いでした。
 

しかし、繰り返し繰り返し、舌と唇で彼女のお尻の穴を舐め、吸わされている内に、思わず時間
を忘れ、一種の陶酔に浸って夢中で奉仕を続けています。


「もういゝわ。お前、随分熱心ね。舐めるのが、よっぽど性に合ってるんだわ。これから
毎日、必ず何回か使ってやるからね。」
 

その内、ようやく彼女の尻が上がり、解放されました。


「何時まで寝てるの? アラ、顔中ベトベトね。それに臭いわよ。下へ行って、顔を洗ってらっ
しゃい」
 

茫然として、横たわったまゝになっていた私は、彼女の言葉にハッと夢から醒める思いで、
身を起しました。
 

顔を洗い、何回も、うがいをしたものゝ、美沙子様の尻に蹂躙された屈辱感は、たやすく流せ
るものではありません。
 

部屋に戻った私は、美沙子様と正太郎の前に正座させられました。


「私達の計画のこと、もう話してやっていゝかしら?」


「そうですね。これだけ嬲られて、おとなしくなってるんだから、話した方が諦めがつくかもしれませんね」
 

二人の意味有り気な会話の後、美沙子様が、ニヤニヤしながら私に向き直りました。


「実はね、お前が盗んだパンティね、あれは餌だったの。……フフフ、正太郎のアイディ
アで、罠を掛けたのよ」


「大体分かったと思うけど、俺じゃ尽くしきれないところを埋める奴隷がもう一匹欲しいっていわれたのさ。そりゃ、これが役立たずって言われたみたいなものだから悔しかったさ。でも美沙子様がより美貌に磨きをかけられるためなら、涙を堪えられたのさ。」


「正太郎は3年前から私の奴隷なの。はじめはね、私、男を虐める趣味なんかなかったんだけど、正太郎がマゾでね、私に隷従したいなんていうもんだから。」

「美沙子様の美貌をもっともっと磨いて差し上げるのが、俺の生涯かけての生きる道さ。」

「マゾ男を馬派、犬派、豚派に分けたら、正太郎は馬派そのものなのよ。だから、鞭でも針でもなんでもいけるし、肛虐でも何でもokなんだけど、あっちがからっきしなのよね。だからね、おまえには犬はもちろん、完璧な豚にしてやりたいのよ。今日試してみたけど,おまえ、豚の素質ありありよ。」

「向き不向きってやつさ。俺は美沙子様の馬になってお仕えするから、おまえは豚な。」

「正太郎の話だと、女にいじめられて興奮するマゾの男なら、命令すれば私のお尻だって舐
める筈だと言うのよ。でも、まさか広告を出して募集するわけにもいかないでしょう。ところがマゾ男なら、必ず、女のパンティを欲しがるはずだと言うので、試してみたの。
そしたら、大成功。お前は、自分はマゾじゃないって言うかもしれないけれど、今の
私のお尻の舐めっぷりを見たら、マゾの素質充分よ。いいこと、たった今から、私の奴隷
になりなさい! そのうち、私になぶられるのがお前の喜びになるまで、うんと仕込んであげ
るわ」
 

二人の話は、私にとって気の遠くなる様な強烈なショックでした。
 

何と言うことでしょう。私は、二人の仕掛けた罠に掛かった哀れな犠牲者だったのです。
 

しかし、もう逃れるすべの無いことは、私にも良く判りました。
 

思わず手を前について、がっくり首を垂れると、涙がポロポロ流れました。
 

こうしてその日から、美沙子様の思いのまゝになる奴隷としての、私の新しい生活が始まった
のです。
 

 

その翌日、初めて彼女のトイレットペーパー役をさせられた時の口惜しさ、情け
なさは今でも忘れません。
 

まず、洋式便器に座った彼女の前に四つん這いにされ、足の裏を舐めさせられたのです。


「どおお? お味は如何が? アラ、しょっぱいの、フフフ。でも、もうじきもっと違っ
た味を経験するのよ。アラッ、顔が真っ赤よ。やっぱり恥ずかしいのね。無理ないわぁ、
男のくせに、女のトイレの後を、それも舌で清めさせられるんですものね。サー、終った
わ。そこへ仰向けに寝るのよ」
 

洗面所に通ずる戸を開けてスペースを拡げると、私はタイル張りの狭い空間に、便器を股に
挟む様にして、仰向けにさせられます。
 

胸の動悸が早鐘の様に打っていました。
 

便器から腰を上げ、股を開き気味に中腰になって私の顔を跨いだ美沙子は、意地悪げな笑み
を含んだ表情で、軽蔑の光を湛えた眼差を私に注ぎます。
 

彼女の腰がスッと降り、尻が、私の目の前でピタリと止まりました。
 

クレバスにべったりと褐色のペーストが付着しているのが見え、プンと異臭が鼻を突きます。


「お前が口にするものを良く見ておくのよ。フフフ、お前は私の豚になるの。ホラ、舌を
出して、まず前の方から清めるの!」
 

クレバスが、ぐっと唇に迫ります。
 

懸命に延ばした舌に、強い塩気を含んだ汚水にまみれた肉襞が触れました。
 

表面を拭う様に舌を動かすと同時に、唇をすぼめてチューっと吸います。
 

と、尻が前に移動し、今度は黄金色のペーストが舌先にまとい付き、ピリッと刺激のある味が舌を
刺しました。

それが溶けて、口中一杯に強い澁味と苦味を拡げました。
 

フフフ、と美沙子様の満足げな笑い声が耳に入り、忘れていた屈辱感を呼び起します。
 

不潔感を必死でこらえて、ペーストを舌で拭い取り、口中で溶かして飲込みました。
 

やがて、周囲が清められ、ピンク色のアヌスが姿を見せると、今まで浮かされていた尻が、
じわりと私の顔面に押し付けられ、昨日と同様の舌マッサージを強要します。
 

舌マッサージ中にまた催して、そのまま私の口中に塊を生み出され、それをやっと飲み込んでは、またお尻の穴の舌清拭のやり直しです。

もう出るものも無くなると舌先を尖らせて、お尻の穴に差し込んで,中の方まで吸い上げ,舐め上げていきました。

 

私は毎日のように美沙子様のハイヒールで,散々痛めつけられ、ボロボロになりながらも耐え抜くと今度は正座した顔面にどっかと尻を据えられ、パンティ越しながら熱気と湿り気と強烈な饐えた匂いに晒され、窒息の恐怖に震えながら椅子としてお役にたつようにします。

美沙子様を背に乗せて縁側まで行くと私は正座し、美沙子様は立位で私の上向いた顔面を茂みの部分で覆うと位置を決められてから,パンティを下ろされ、即座に私の口中に排尿されます。

もちろん一滴も溢すことなどありません。

そんなことをしたら、美沙子様に叱責される前に切腹する覚悟です。

茂みをきれいに舐めあげると美沙子様は縁側に乗られ、外に向かってしゃがみ込まれ、それに合わせて私はスカートに顔を差し込み、目の前に美沙子様の豊かなヒップが広がり,真ん中の深い臀裂に顔を埋めていくとぴったりとお尻の穴と私の口唇が重なります。

こんな熱いキスをしたことがないというくらい,思いを込めて接吻をします。

それから、舐めあげ、吸い付き、舌先を立てて刺激します。

そのまま私の口に排便されることもあれば、催されてトイレに行かれ、戻ってから私をトイレットペーパーに使用されることもあります。

私はいつの間にか美沙子様の御聖水と黄金を頂くことが,食生活の一部となり、それがない時はメインディッシュのないフランス料理みたいな空虚感に襲われます。

一度、美沙子様に伺ったことがあります。

「どうして、直接口に出される場合とトイレットペーパー役に使われる場合があるのでしょうか。」

美沙子様は高笑いされながら、

「だって、おまえがトイレより使いやすくなったら、私が依存症になっちゃうじゃない。」

いつもは屈辱の涙を流していた私は思わず感動の涙を浮かべました。

 

こうして完全に美沙子様に征服された私は、それから卒業するまでの三年近い月日を、通学の
傍ら美沙子の奴隷として過ごしたのです。
 

最後の時に向けて私は1週間断食し,できるだけ水も飲まず、美沙子様の御聖水と黄金を自分の体の全細胞にとりこませて、生涯忘れないようにしました。

頂いた後も1週間断食しました。

正太郎に美沙子様を独占されるようでジェラシーに身を焦がしました。

きっと正太郎はあの後美沙子様に豚となってお仕えしたことでしょう。

今は遠くなった、あの刺激と屈辱に満ちた日々、それは私の脳裏に、まだ昨日の事の様に
焼き付いているのです。
(完)


1984年10月スピリッツ増刊号
(スレイブ通信10号に再掲載)


阿部 譲二先生著

「パンティの罠(仕掛けられた罠)
」

にインスパイアされ、大幅に改変致しました。

どうかご容赦ください。