二十四節気「大暑(たいしょ)」のこの時節、ようやく賑やかなセミの声が聞かれる、コロナ禍3回目の夏です
束の間の里山訪問。木々の鮮やかなグリーン、青い空、白い雲、太陽の光を感じる夏の休日でした
■日々の薬膳
身近な食材で楽しめる薬膳の料理教室を主宰しています
8月のメニューは、苦瓜、西瓜、トマト、コリンキー、荏胡麻などを使った盛夏の食卓です。特にウリ科の野菜は水分補給と同時に、「水滞」「気滞」体質の巡りを整える食材です。また夏野菜の苦味や香りが多湿による不調を和らげてくれます
〈夏の薬膳メニュー〉
*とうもろこしと梅干しのご飯
…… とうもろこしのヒゲも炊き込んで旨味を引き出します
*苦瓜の鶏ひき肉詰め 西瓜皮ソースかけ
…… 豆腐を入れてふっくらと仕上げたひき肉料理です。西瓜の白い皮の代わりに冬瓜であんかけ風にしてもよいでしょう
*コリンキーとえごまのあえもの
…… 荏胡麻の葉と実を使う胡麻あえです
*えごまの佃煮/加賀太きゅうりの浅漬け
…… 荏胡麻の食感を生かした甘めの佃煮と、日本の伝統野菜である加賀太きゅうりを使った副菜です
*トマトと白きくらげと高菜漬けのスープ
…… 漬物を発酵調味料に。トマトの酸味で美味しい夏の汁物になります
*西瓜の水ようかん
…… 白あんに西瓜果汁を合わせて寒天でかためます。炒った西瓜の種がワンポイントです
*スパイスレモネード
…… 国産レモンとフレッシュミント入りの涼しげなミネラルウォーター。好みの香辛料を入れて大人仕様に
【とうもろこしと梅干しのご飯】
お米2合にとうもろこし1本と梅干し2個。酒少量を入れて普通に炊きます。写真は米8合を一度に炊いた例。とうもろこし4本、ヒゲと芯は2本分、梅干しは7個と大容量! 炊き上がり後、しゃもじでさっくりと混ぜて梅干しの種を取り除きます
【スパイスレモネード】
八角(スターアニス)1個、シナモンスティック1本、丁子(クローブ)2粒を少量の水で煮て香り水を作ってレモネードに合わせます。香辛料の入れ過ぎには注意を。香りが強くなることがあります
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〈本メニューの薬膳で使う食材の中医学的な特徴〉
◎とうもろこし:気虚や水滞体質に。ひげ(南蛮毛)は特に利尿効果大。【帰経】脾肺
◎苦瓜(ゴーヤ):解毒、水滞体質に。【五性】苦【五性】寒【帰経】心脾肺
◎白きくらげ(銀耳):潤い効果。疲れによる体調不良や気虚体質に。【帰経】脾肺腎
◎トマト:旨味成分が多い。潤い効果。暑さによる体調不良や水滞体質に。【帰経】肝脾
◎西瓜:潤い効果。疲れによる体調不良や水滞体質に。【五性】寒【帰経】心脾腎
◎ミント(生薬名:薄荷葉:ハッカヨウ):解毒、暑さや多湿による体調不良。気滞体質に
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