ウェディングプランナーを志した21歳の頃、結婚式は「唯一素直に感謝の気持ちを表現できる場」と思ってました。
その考えも何百組様と担当をさせて頂く中で様々変わり、最終的にはとてもシンプルなところに落ち着きました。
「親のため」
これが私が最終的に至った結婚式を挙げる意味です。
挙式前の親御様の表情は様々ありますが、どれも複雑な想いを持っていることに変わりありません。
緊張で強張ってしまっている親御様…
照れや寂しさを隠すために無理に笑ってごまかそうとする親御様…
悲しそうに黙り込んでしまう親御様…
私にも2歳の娘がいますが仕事柄でしょうか。すでにバージンロードを歩く日が来ることを嫌がり、そして想像してしまっているのです。
「子どものために死ねる。」
「目に入れても痛くない。」
この言葉はまさにだと思いました。
そしてどの親御様もこのような想いを持っていること…。
きっと挙式はそんな親御様にとっては子離れをするためにの儀式なんではないかと思っています。
バージンロードを一緒に歩き、親御様自ら腕をほどきます。そして新婦の背中をぽんっと押し、新郎へとエスコート役のバトンタッチをする…。
この時に「自分たちの役目を終え、これからはこの男性が自分たちの代わりだ」ということを自覚し、やっと子離れができるんじゃないでしょうか。
そんな親御様にとっては新郎新婦のお二人同様、結婚式は特別な1日であることは言うまでもありません。
結婚式は形式で行うモノではありません。ましてや飲んで騒いで、楽しければ良いモノでもありません。
「親のため」
これが私の考える結婚式を挙げる意味です。
-元•結婚式屋-