●ジムで出会った凄い人その1

今日のコラム＆ニュース

ジムには運動する場所であると共に、コミュニティの場所であります。

ジムの常連となるうちに顔馴染みとなり、様々な話をするようになります。

10年位前でしょうか？僕がベンチプレスをしていると、50歳位の温和そうな男性が話しかけてきました。

その男性は小柄なのですが、手を見ると分厚く指も太い。そして温和な顔のまぶたには無数の傷がありました。

職業は溶接工をやっているとの事で、長年の労働によって素手がグローブにような頑丈な手にビックリ。決してウエートトレーニングでは得られないような凄まじい手です。

そして何気なく若い頃、何か運動をされていたのですか？と聞くとキックボクシングをやっていて日本チャンピオンにもなったそうです。

更に話を聞いてみると、キックの鬼と言われた沢村忠氏が同年代のスターで、何度かタイに遠征してタイ人と対戦したとの事。

結果的に負けたそうですが、タイ人の肘や膝に苦しめられたと語っていました。

最近はお会いしていませんが、そんな凄い人が身近にいたと思うと不思議な感じがしました。

ジムには場所柄、プロレスラー顔負けの体格をした人がかなりいますが、普通に見える人でも何か格闘術や武術を会得している人が人知れず存在するので、ホント人は見かけに寄らないものです。

他にも沢山の凄い人との出会いがあったので、定期的に書いて行きたいと思います。