靴職人 | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

美しい靴の型紙 の話

 日が暮れるのが早くなりましたね。

 

 

この調子で、秋が早く来ると良いな。

 

 今年は大好きな”さんま”が過去10年で最大の大きさや脂の乗りが期待できる とのニュースを聞いて

もう楽しみ〜音譜 

 

 

 

 と、どうでも良い話ですが。。。💦

 

 

 

 さて、今週は

「モンクストラップの種類」 を、ショート講座で行いたいと思います。

 

 

 

 ”ワンストラップ・モンク” や ”ダブルストラップ・モンク” は 木型のフィッティングの知識があれば、全然難しくないデザインで

 

生徒さん達も中級者の方々は軽々作っておりますが、

 

 

 最近は上級者の生徒さん達が悶絶しつつ楽しんでいる型紙は 

 

 

 ”GOLOSH MONK” !

 

 

 

 

 

 

 

 Golosh Monk は 

 

『OXFORD 』『GOLOSH  』 『MONK』と

『 DOUBLE MONK』の要素が入っているので

 

 

型紙作りの力量が測れるデザインですキラキラ 

 

 

 ワクワクするね。  

 

 

 最近も上級者が頑張って切っておりますが、他のデザインの要素を見つけながら楽しんで頂ければと思います。

 

 

Golosh Monk↓

 

 

 う〜ん。 こういうデザインのパターンカッティングって、ゾクゾクする楽しみがありますよね。

 

 

 

 でもね、 上には上があるってのが世の常 真顔

 

 

 

 まだまだその上の悶絶があります!  

 

 

 その名も

 ”WHOLE CUT MONK” ポーン 

 

 お教室で見せますね!

 

もうここまで来ると、パタンナーの頭脳自慢の域になります。

 

 

 

この”WHOLE CUT  MONK" と同じくらい一瞬、頭を悩ませる 

 

"NO SEAM  WHOLE CUT" という

 

靴のデザインがあり、

 

時々生徒さん達も作りたがっていますので作り方を説明すると、

 

なんだか皆さん納得して作る人は稀ですね。

 

 

 

このデザインは、トップライン(履き口)以外の縫い目も切れ目もないデザイン。

 

OXFORD WHOLE CUT のバックシームの無いものです。

 

 

”バックシーム” も ”サイドシーム” も無い、一見不思議なデザインですが、

 

 

こちらは”トンチ”のような作り方で、なんだろうな、型紙としての美しさに欠ける気がします。

 

”力技”(ちからわざ)は、エレガントさに欠けますね。 

 

 

 

かなりマニアックな話ですみません💦

 

 

 

 

 

世界一美しい数式と言われている

 ”オイラーの等式”(e^iπ + 1 = 0)のような恐ろしくシンプルであり

 

幾つもの異なる分野の数学の概念が調和されている式のような、シンプルな中に光る叡智が見えた時人を感動させるのだと思います。

 

 

 

 靴の型紙にも、シンプルで無駄のない美しい型紙と、無理やりで強引なものが存在します。

 

 

 美しい型紙とは、アッパー(表革)のシンプルで美しい曲線と、シンプルでアッパーを邪魔しないフラットなライニング(裏革)であることだと思います。

 

 

 いかに、アッパーとライニングが 蛤の貝のようにバッチリ合い、 ボコボコしたところがなくフラットで、

 

 

 変な切り込みもなく、無駄なたるみもない。変な突っ張りもない。

 

 

 そんなシンプルで美しい型紙で形成される靴のデザインは、美しい靴になる種です。(まだタネ💦)

 

 

 

 

 シンプル であることの強さと美しさは歳を重ねるたびに実感します。

 

 若い頃は、ゴテゴテとアクセサリーや派手な洋服で自分を表現して、自分が何者であるかを探りますが

 

 

 自分が何者か分かれば、アクセサリーは肩こるし、派手な洋服は自分の個性の強さと喧嘩し邪魔になるだけ。

 

 

 他人のデザインは他人の考え。私のじゃない。

 

 

 自然とシンプルにシンプルになっていく。

 

 

 

 シンプルで、上質なものが心地よい。  

 

 

 質の良さは、人の叡智。

 

 

そんなことも思いつつ、シンプルかつ美しいデザイン、美しい型紙を作っていきましょう。

 

 

 

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