腹子のサンダル | ”Bench work study" Hand sewn welted製法の靴作り教室

腹子のサンダル

 いやー1週間が経つの早い〜! というか、1年も早い!!

 

来年の年間スケジュールも立て終わったので、お教室に置いておきま〜す。

 

すでに師走の忙しさのようで、毎日細々としたお仕事や、作る靴の木型が山積みですが

 

新しい生徒さんも続々と入会され、益々楽しいお教室になりそうです。

 

さて、先週はアッパーが仕上がった生徒さん3名!

 

ホールカット・エラスティックのブルースウェード・シューズ!!音譜




オーダーされた靴の仮縫い靴も終え、本縫い開始です。良い靴になりそうね。

 

笑顔が可愛くて、そちらに見惚れて靴小さ!💦




 

何度もUチップのスキンステッチを練習して作った渾身のU-チップダービーキラキラ



いつも、ギラギラ笑顔を作ってくれます😆


ミシンも今回は一つひとつ学び直しながら、頑張りました。

 

こちらは、ロープシームのU-チップ・ローファーキラキラ




ロープシームは、この間縫い方のプチ講座しましたが、なかなかの技を使いますので楽しいですよ。

中に入れるロープ選びや、ロープをハードにする方法なども試行錯誤で編み出したので

是非是非、一度作ってみてくださいね。

 

 

それから、サンダルが仕上がった生徒さんキラキラ 

 



はらこの革で作ったのでモコモコのソックスと共に冬も履ける〜音譜 と嬉しそうでした。

 

最初は”ハラコ”が”腹子”だとは知らずに、胎児だと伝えると、かなり落ち込んでいましたが悲しい


他の生徒さんは『シャケ?っすか!』と言ってましたが…💦



 

腹子↓

 

 

 他では感じられない程、柔らかで滑らかでずーと触っていたいほど。大切に履こうね。




革からモノを作っていると、一度は考えることかと思いますが

 

革は基本、食肉の副産物。 有り難く美味しく頂き、感謝と共に無駄にすることのないように、大切に使ってあげることが大切かなと。

 

 

生徒さんが革を裁断する際に、いつも厳しく「無駄のないように!」とお伝えしておりますが、

 

食べるって決めたら、無駄にしないように、ちゃんと食べ

 

作るって決めたら、無駄のないように、ちゃんと作る。

 

そして、修理しながら1日でも長く履けるように。

 

日々感謝しながらね。

 

 

”もの”って、そうやって作って使うもの。

 

子供の頃は

 

「お米は一粒も残しちゃダメよ。お百姓さんが一生懸命作ってくれたんだから」

 

と昭和生まれの人は言われてたんじゃないかと思いますが、私もそう言われて育ってきましたが

 

ものに溢れた生活をしちゃうと、「もうダメ、お腹いっぱい、残す!」なんて言ってしまう

 

”ならず者”に落ちぶれてしまいました。。。。ショボーン

 

時々、思い出したいですね。

 

どんな”もの”にも作り手がいるってことを。作り手なら、なおのこと。

 

”ならず者”からの脱却目指して、頑張ろうと思います。

 

って、私の反省で終わります💦