ブリティッシュ・グリーン
最近は”ハンド・マッケイ製法”で作っている生徒さんが多いです。
今年は使用する材料も工具も縫い方も進化させて、最近縫い針を5種類ほど試してみて
「これだ!」というものにやっと辿り着きましたので、だいぶ縫い方も工具も変わりましたが、
笑っしゃうほど、スイスイ縫えます。
今週も生徒さんに見せて「わ〜」と笑っちゃいましたが、とにかく楽しく縫えるようになりました。
まだまだ、改良改善が出来る!って感動しました
さて、今週マッケイで”アルバート・スリッポン”を仕上げた生徒さん。
足に吸い付きもよく、軽いし返りも良いし、良い出来!
今回彼女は甲革は黒で、ライニングはブリティッシュ・グリーンで作りました。
写真だと色が分かりにくいですが、
この”ブリティッシュ・グリーン”は英国好きにはグッとくる色ですよね。
私のお客様もKIDの最高級革の”グレース・キッド”のブリティッシュ・グリーンのライニングを指定される方多いいです。
「ブリティッシュ・グリーン」とはなんぞや?という方に説明すると
国際自動車連盟(FIA)が車体の塗装の色を国ごとに指定した時期があり、英国はこのグリーンを指定されていたので
ジャガーのXJ やミニクーパーなどで見慣れている方も多いかと思います。
私もジャガーは無理ですが 工房のランプシェードをこの色にしてます(あまり気づかれないですが。。。)
正しいブリティッシュ・グリーンの色コードは
#436b47 で 赤 26.27%、青 27.84% , 緑 41.96% と深緑色。
英国に対する愛をライニングに忍ばせる。。。。良いですよね〜。
さて、今週のお教室はお休みの方多かったですが、出席されてた生徒さん達は着々と作業が進んでいました。
慎重にスキンステッチのU-チップの下準備を行っていた生徒さん。
出し縫いをサクサク縫っていた生徒さん
1足目に作った靴の修理が終わった生徒さん
履き込んだ良い輝き✨
初めてのポストミシンで楽しそうに縫い始まった生徒さん
ベベルド・ウェイストの下準備が綺麗にできた生徒さん
アッパーはバッグドエッジで仕上げ、タンの周りと脇全体に綺麗に縫えてますよね✨
来週も暑さに負けず頑張っていこう!