やる気の春
昨日のお教室でも”お花見”の話が出て「去年も同じ話しましたね」
と話していた生徒さんがおりましたが、毎年同じ話をできるのも素敵な事だと思います。
工房前の桜は毎年の楽しみの一つですが、現在2部咲き位です!
さて、先日の木型講座は皆さん着々と進み、プラ型にコピーする為にしばし休憩。再開は4月9日です。戻ってくるの楽しみね。
木型作りは職人さんによって様々で、それぞれの考え方がありますが、私のところでは英国ビスポークの木型づくり+αで行っております。
+αとは何かと申しますと、イギリス人の足の体質と日本人の体質はかなり違いますので、足の体質を踏まえた上で、日本人の足に合うように計算式を作り重要なパーツに合わせて木型を削っていく方法をとっています。
作り方は経験が増えるたびに改革、改善をしていて今だに1足作るごとに学ぶことがあり、興味が尽きることがないのです。
お教室の生徒さん達の1足目の靴の木型は私が作成しておりますので、1足目が仕上がった時の生徒さんが足入れをして「わ〜!!本当に足にピッタリだ〜
」と喜んでくれるのは本当に嬉しいです。
生徒さんは初めて自分で作った靴を履く経験にほとんどの方が感動しています。
私も自分の靴を初めて作って履いた日は本当に嬉しくて、ちょっと誇らしかったです。
自分で作って身につけられるなんて、最高だ〜!と思いましたが、何足も作っていくうちに誰かに作ってあげたい。。。と段々なってきますよね。
長年お教室に通っている生徒さん達は、ご家族全員の靴を作ったり、知り合いからオーダー頂いて作っていたり、お客さんからオーダー頂いたり。。。して作っている方も多いです。
自分の靴を作るのと人の靴を作るのでは緊張感も気合も神経の尖らせ方も全く違うので、人の靴を作るのもお勧めです。
が、まずは自分と自分の足が喜ぶ靴をしっかり作ることが大切ですね。木型も改良できることはその都度改良しながら、自分の足で変化を感じながら、経験値を増やしていきましょうね。学びは多いと思います。
生徒さん達が、彼らのお客様のフィッティングに四苦八苦しながらも、頭使って多くを学び取っている姿を見ながら頼もしいな〜と思ったり、経験でしか学べないものもあります。
やる気の春!🌸
いろんな靴に挑戦していきましょう!

