スカイビング・ナイフ | ”Benchwork study Laboratory" 英国式 靴作り教室

スカイビング・ナイフ

この1ヶ月位の間に家の家具の配置換えをして、どの部屋もほぼほぼベストな環境になってかなりスッキリ。

断捨離もかなりして気分も良く、読書も進むし、ヨガスペースも整い、居心地良くて社会復帰が不安です。(笑)

 

それにソファーを動かしたら500円玉が2つ、ベットを動かした500円玉と10円2枚、長年探していたピアスが出て来てなんか儲かった気分。500円玉ってどこから湧くんだろう?

 

 

さて、Instagramにアップしましたが、製甲用のスカイビングナイフについて。

 

 

 

ナイフは切る革の厚さによって変えて使います。底付けの場合、6mmのインソールやソールを切るので2mm程の厚めのナイフを使用します。私の底付けの師匠は25mmに積み上げたヒールを一気に簡単に切ります。

 

アッパーの革は0.6〜1.4mmくらいを使用するので、1mm程の薄いナイフを使用します。

 

 

靴作りにおいて1mmは大きな値ですので、この1mmの差はかなり大きく使い勝手に左右します。

 

 

だから、底付けと製甲ではナイフを分けて使用します。

 

時々生徒さんが、何でもかんでも底付けのナイフで行おうとしますが、逆に難しいですよ。。。

 

お教室では、底付けでは国産の『切り出しナイフ』を使用してます。国産のナイフは鋼と鉄の2層づくりですので、カーブのついている側(鉄)のみ研ぎます。日本製は刀の作りと同じく鋼がついているので、ちゃんとシャープに研げばかなりの凶器になりうるので(恐💦)お気をつけてください。

 

日本の職人さんは”包丁”という靴作り用のナイフを使用していますが、柄がついているので、私はなんだか馴染めないです。

 

イギリスで職人の先輩に

 

『靴の工具のラスプ(きやすり)やドライバー(以下の写真:ハンマーのように釘を打つ時に使用)、ナイフに柄がついてないのは、自分の手と一体になれるからだよ。”工具と人”で職人と言えるから、工具は自分の身体の一部だよ。』

 

と教えてもらいました。だから、穴をあける出しばりやスクイばりも柄はついているけれど、人差し指をはりに添わせて、指と一体化させて使います。




 

これ↓ドライバー



 

 

で、こちら👇の映像のナイフはドイツ製のスカイビング用ナイフですが、ステンレス製ですので、両面を研ぐ必要があります。薄くてもしっかりしていますし、研ぎ方さえマスターすれば自分の使いやすい形に形成しやすいです。私は全部手で革を漉くので、幅広い箇所ももスカイビング出来るように、購入時より長めに研いでいます。